恰幅の良い彼のblog
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「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」を観てきたよ

この冬一番の話題作である「ローグ・ワン」を観てきました。

「スター・ウォーズ」については自他ともに認める熱狂的なファンである私です!ちなみにどのくらいのファンかというと「ザ・ピープルVSジョージ・ルーカス」を熱心に観て「フォースの覚醒」はまんまと観そびれた程度の熱狂です。ハンが先に撃った!

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物語は、遠い昔、遥か彼方の銀河系で、ド兄達がデススターの設計図を強奪するお話。皆が繋いだ希望がそのままエピソード4へつながっていく構成となっていますが、私のように新シリーズ未見で、旧シリーズはほとんど忘れている人でも全然問題なく楽しめる内容です。

まぁ、なんといってもド兄ですよ!
フォースを奉じる盲目の僧兵という、もはやカッコ良さを隠そうともしないキャラ設定。棒とボウを駆使して、ド兄らしいキレのあるアクションを魅せつつ、ジェダイが出てこない作品の中で、戦力として、メンターとして、時に笑いの面からも貢献しました。ジャン・ウェンとのずっ友ぶりもグッときましたし、この際、邦題は”ドニー・イェンの宇宙盲龍”でよかったよ!

一方で主役カップルはあまり印象を残しませんな。例によって落下防止に何も気を使わない帝国建造物でアスレチックをするくらい。敵役の長官もさっぱり弱い分、例の黒メットのお方の存在感が半端なく、ラストの大きな魅せ場となりました。考えてみれば、フォレスト・ウィテカーとレクター博士のあたりもそんなに必要なかったよな。

本筋で「この情報は多くの仲間の犠牲の上に・・・」みたいに流されるセリフの裏に、実はこんなことがあったんだよという切り口で俯瞰していく分、個へフォーカスは弱まるのかな。あくまで外伝、名もなき人々のお話ということなのでしょう。

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”泣ける”とか、”胸熱が半端ない”というような評判もずいぶん聞いていたのですが、私的にはそこまでではなかったです。確かに、ディズニーなのに死人は多いし、散り際の美学みたいな描写でアジアンの琴線に触れる感性も漂わせます。

しかし、往生演出の塩分については、まだまだ西欧マイルドだなと感じました。孫文はギリギリで守れない水準です。ただ、ハリウッドが今後、大きく狙っていくのは中国市場なんだろうなぁという熱視線は感じられました。

その他、見どころはデス・スターの超絶凶悪っぷりと、終盤に陸空宙で繰り広げられる大規模戦闘のスペクタクルで、これらは文句なしです。ファンも喜ぶのではないかと思います。

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「スターウォース」の世界はすごいですね!
これまでに作り上げたキャラクターや音楽や造形はやはり素晴らしいし、帝国や同盟、ジェダイやフォース、様々な異星人、テクノロジーみたいな基礎設定については、すでに世界中の人々が共有する知識になっているため、くどくど説明しなくても、物語へすっと入っていけるもんね。

その世界観や設定の中で、今後、この手の外伝はいくらでも作っていけるでしょうから、ディズニー社が弾くソロバンもバッチバチなんだと思います。作品を手放したルーカスさんも、プレッシャーや呪縛から逃れられて、実はホッとしているのではないでしょうかね。

なお、映画は3D対応ではありますが、個人的には2Dの方がより美術を楽しめたかなという気がします。今回はIMAXでなくチッタの安い3Dで観てしまったからかもしれませんが、ピントが合いづらくてただただ疲れました。

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「KING OF PRISM by PrettyRhythm」を観てきたよ

2016年は邦画、特にアニメの当たり年のようで、ヒット作が多く排出されていますよね。

特にこの作品は、一部熱狂的ファンが独特な鑑賞文化を作り上げてしまったようで、ネオロマンス路線に全く興味がない私も、すげー気になっておりました。

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いわゆる”キンプリ”なのですが、皆様はご存知でしょうか?

ひところから、ネットで画像をよく見かけるようになりましたね。でも、私は記事をよく読みもしなかったので、てっきり幸福の科学映画が、またもイジられているのかと思ってたんだよ!中央のキャラはきっとCV:子安武人なんだろうなと!

違いました。元はタカラトミーが作ったアイドル着せ替えゲームで、これまでにTVアニメシリーズもいくつか放映されたみたいなのよ。今作はそのスピンオフ作品で、アニメ3期に出てきた男子アイドルユニットが次代へバトンを渡す様を、腐女子への過剰サービスを織り交ぜ描いてます。

お話も作画もクオリティは決して高くはなく、冷静に観ると、ただただロクでもない作品なのですが、つくり手がすっかり開き直った挙句、演出をアホ並にぶっ飛ばしたのです。結果として、正気を失った観客達の心をはちみつまみれの手で鷲掴みにする蛮功を成し遂げました。

例えば、往年の名曲「EZ DO DANCE」にのせて行われる高架下でのダンス対決では、ダメージを受けるとアーマーが脱げていくくらいは序の口。片方がブレイクダンスの竜巻で、天空に舞い上がっていったと思ったら、雲海を切り裂く巨大な剣を手に降下して、炎の斬撃を放つし、相手はそれを6つに分かれて光る腹筋で受け止め、弾き返すし、最後は自爆で相打ちになって、両者、半裸で転がる図・・・

ダンスって、ダンスっていったいなんなんだ!

つか、コンクリートの上で、アイススケートができる仕組みをまず知りたいわ!

また、同時進行でカットインする他のバトルでは、小指から伸びる赤い糸で緊縛されたり、アルマゲドンのような無限ハグだったり、ヒップから蜜壺が弾けたり・・・

もう、なんも頭に入ってこねぇ!

バンダイに対するタカラトミーの光と影。低予算。疲弊したアニメ制作現場。監督のやけっぱち。そして、あまりにストレスフルな現代社会と病みきった女子たちの心。ダサ寄りなセンス。日常をぶっ壊したい気持ち。そして、今や誰の黒い手に権利が渡っているのかは知らんけど、氷河期世代にじっとり染み込んだ永遠の小室サウンド・・・

これら様々な条件が悲劇的に合わさって、この恐るべき鬼っ子が生まれてしまった感であります。

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また、大きな話題になったのが、応援上映という試み。

通常、映画上演中のおしゃべりはマナー違反ですが、この応援上演においては、コスプレをしたり光り物やグッズを持ち込んだり、各々が好き好きにかけ声を放てるという趣向なのです!

それが観客からのツッコミを全裸で待っているような本作の特性と上手いこと噛み合った結果、一部にカルト的な人気が生まれました。

応援上演の劇場は、冒頭に浮かぶ社名ロゴへの「ありがとーー!」から始まり、最後のあるわけがない「アンコール!」のおねだりまで、終始、上演セリフが聞こえないくらいの掛け声と、光り物プレイで埋め尽くされており、片隅で観ていた私は大きなカルチャーショックを受けて帰ってきましたよ。

うん、めっさ、キモい!

隣のキンブレはカチカチカチカチうるっさいし!
私にセロリを持たせる意味も分からないし!

上演期間の終盤に観たのも悪かったのですが、その頃にはもう、プリズムエリートたちの手によって、クソつまらない応援テンプレートがガッチリ組み上げられており、皆でそれをなぞる感じが、ひたすらキモいのよ!インチキ宗教みたいで。

もっと各々が自由な動きをしていたのなら印象もまた違ったのかもしれませんが、アイドルコンサートなんかとは違って、声を届ける先はスクリーンだからね!どうにも奇妙で無為な雰囲気になってしまうよ!絶対、届かないからな!!何回やってもアレク勝たないから!

応援上映に関して進化というより、むしろ映画興行の原点回帰であり、作品を肴に皆で楽しむ鑑賞法には可能性も感じます。ただ「ラブライブ」などでは応援も荒れて上手くいかなかったようですし、少なくとも単純な解禁で、どんな作品でも盛り上がれるというわけではなさそうです。

ちなみに本作では字幕付きのアフレコシーンなど、観客が声掛け参加しやすいようなシーンをねじ込んで作ってありました。冒頭のプリズムショーから、ストーリー上、何の脈略もなく、しかも3回もねじ込まれているときめきサイクリングシーンをキャーって言いながら楽しめるかどうかで、この映画への免疫が計れます。

あと、一番、謎だったのが、女向きの映画なのに、会場内にはノッリノリの男性客が多かったことなんだけど、どういう仕組みなの?!何考えてんの?寂しいの?

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「君の名は」を観てきたよ

2016年は邦画、特にアニメの当たり年のようで、ヒット作が多く排出されていますよね。

特にこの作品はお茶の間にも派手に露出しつつ、めっちゃくちゃ売れているようなので、ラブストーリーや青春の甘酸っぱい話が苦手な私もすげー気になっておりました。

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「これってもしかして、俺たち(私たち)入れ替わってるー!?」

ということで、田舎に住む女子高生と都会の男子高校生の意識が入れ替わって、うんぬんうんぬんというお話です。

印象に残ったのは美麗な作画。キャラ絵も良いですが、特に力が入ってるのは丹念に描かれた背景だよね。二人の部屋、建物、大都会や湖畔の町のみずみずしい風景、雲海や流星のスペクタクル。まさに劇場大作を観たなぁという豪勢な仕上がりでした。

大ヒット作の弊害として、ネタバレを読まないように気をつけていたのに、いつの間にかストーリーを知ってしまうんだよ!そんなわけで、オチを薄々分かって観ましたが、ツッコミどころもあるよね。

あえて曖昧にもしてるんだろうけど、自分の意識を持ったまま入れ替わって、先方での記憶は蓄積するけど、こちらに戻る際は、おぼろげな記憶以外はほぼ持ち帰れないって状況でしょ。だから相手が誰か分からない。君の名はってお話。

でも、叙述トリックじゃないんだから、ニュース見て、授業受けて、友人等と話して、スマホ触って、さすがに気づく年数じゃん!また、入れ替わり中に本当の自分に向かってコンタクトもできるわけでしょ。

また、運命といわれればそれまでだけど、相手への想いはどこで育まれていたのか?入れ替わりを通して、互いを知り、惹かれる過程がもっと描かれても良かったような気がするし、一方で事後はもっとコンパクトにまとめられたんじゃなかろうか。

瀧くんは山に登ってばっかだし、動かす町民は多すぎるし、最後なんで説得できたのかも良く分からない。

もちろん、私もまっさきに揉むし、毎回揉むし、使い道なくても組紐買いそうだし、口噛み酒には萬金を払っても惜しくはなく、面白くは観ました。ただ、美術以外で社会現象になるような輝きがあったかというと、そこまでは響かなかったかなぁ。
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しかし、夏休みのデートムービーという、ファミリー向けでもオタク向けでもないアニメ映画の新たな市場を開いた感はあります。この成功を受けて、従来のアニメ視聴層よりももっと裾野を広げてターゲットした作品が増えていくのでしょう。

思えば、数年後に誰も覚えてないけど、コンスタントに制作されて、それなりに売り上げてしまう系の邦画がありますよね。三池や堤でやっつけるテレビ漫画発の作品だったり、福士蒼汰キュンと旬の若手女優が起用されて、イチャイチャしつつ、難病や奇跡で安易に泣かせにかかるようなベタなやつ。女子に誘われなきゃ絶対観に行かないようなヤツ!そういう市場は食っていけるから!

もはや今の若い世代はアニメに対する侮りや抵抗が無いし、役者なり予算なりの関係でどうしても情けなくなってしまう実写よりむしろ浮世の柵から外れた二次元のイマジネーションでもって、丸っこく体裁よく表現するのは全然アリでしょう。その際、万人向けに、変なクセは出さないほうが良いのかも。

あと、某鈴木Pの商才のせいで、劇場アニメの主演にはネームバリューのある俳優を使うパティーンも定着しちゃってるよね。それはそれで新鮮な味になって、うまくいったりしてるので、ちょい複雑でもあります。

今作の神木くんや上白石萌音ちゃんが達者ってこともあるんだろうけどね。エロい先輩役の長澤まさみすら違和感なかったわ。
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