「KING OF PRISM by PrettyRhythm」を観てきたよ - 恰幅の良い彼のblog
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「KING OF PRISM by PrettyRhythm」を観てきたよ

2016年は邦画、特にアニメの当たり年のようで、ヒット作が多く排出されていますよね。

特にこの作品は、一部熱狂的ファンが独特な鑑賞文化を作り上げてしまったようで、ネオロマンス路線に全く興味がない私も、すげー気になっておりました。

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いわゆる”キンプリ”なのですが、皆様はご存知でしょうか?

ひところから、ネットで画像をよく見かけるようになりましたね。でも、私は記事をよく読みもしなかったので、てっきり幸福の科学映画が、またもイジられているのかと思ってたんだよ!中央のキャラはきっとCV:子安武人なんだろうなと!

違いました。元はタカラトミーが作ったアイドル着せ替えゲームで、これまでにTVアニメシリーズもいくつか放映されたみたいなのよ。今作はそのスピンオフ作品で、アニメ3期に出てきた男子アイドルユニットが次代へバトンを渡す様を、腐女子への過剰サービスを織り交ぜ描いてます。

お話も作画もクオリティは決して高くはなく、冷静に観ると、ただただロクでもない作品なのですが、つくり手がすっかり開き直った挙句、演出をアホ並にぶっ飛ばしたのです。結果として、正気を失った観客達の心をはちみつまみれの手で鷲掴みにする蛮功を成し遂げました。

例えば、往年の名曲「EZ DO DANCE」にのせて行われる高架下でのダンス対決では、ダメージを受けるとアーマーが脱げていくくらいは序の口。片方がブレイクダンスの竜巻で、天空に舞い上がっていったと思ったら、雲海を切り裂く巨大な剣を手に降下して、炎の斬撃を放つし、相手はそれを6つに分かれて光る腹筋で受け止め、弾き返すし、最後は自爆で相打ちになって、両者、半裸で転がる図・・・

ダンスって、ダンスっていったいなんなんだ!

つか、コンクリートの上で、アイススケートができる仕組みをまず知りたいわ!

また、同時進行でカットインする他のバトルでは、小指から伸びる赤い糸で緊縛されたり、アルマゲドンのような無限ハグだったり、ヒップから蜜壺が弾けたり・・・

もう、なんも頭に入ってこねぇ!

バンダイに対するタカラトミーの光と影。低予算。疲弊したアニメ制作現場。監督のやけっぱち。そして、あまりにストレスフルな現代社会と病みきった女子たちの心。ダサ寄りなセンス。日常をぶっ壊したい気持ち。そして、今や誰の黒い手に権利が渡っているのかは知らんけど、氷河期世代にじっとり染み込んだ永遠の小室サウンド・・・

これら様々な条件が悲劇的に合わさって、この恐るべき鬼っ子が生まれてしまった感であります。

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また、大きな話題になったのが、応援上映という試み。

通常、映画上演中のおしゃべりはマナー違反ですが、この応援上演においては、コスプレをしたり光り物やグッズを持ち込んだり、各々が好き好きにかけ声を放てるという趣向なのです!

それが観客からのツッコミを全裸で待っているような本作の特性と上手いこと噛み合った結果、一部にカルト的な人気が生まれました。

応援上演の劇場は、冒頭に浮かぶ社名ロゴへの「ありがとーー!」から始まり、最後のあるわけがない「アンコール!」のおねだりまで、終始、上演セリフが聞こえないくらいの掛け声と、光り物プレイで埋め尽くされており、片隅で観ていた私は大きなカルチャーショックを受けて帰ってきましたよ。

うん、めっさ、キモい!

隣のキンブレはカチカチカチカチうるっさいし!
私にセロリを持たせる意味も分からないし!

上演期間の終盤に観たのも悪かったのですが、その頃にはもう、プリズムエリートたちの手によって、クソつまらない応援テンプレートがガッチリ組み上げられており、皆でそれをなぞる感じが、ひたすらキモいのよ!インチキ宗教みたいで。

もっと各々が自由な動きをしていたのなら印象もまた違ったのかもしれませんが、アイドルコンサートなんかとは違って、声を届ける先はスクリーンだからね!どうにも奇妙で無為な雰囲気になってしまうよ!絶対、届かないからな!!何回やってもアレク勝たないから!

応援上映に関して進化というより、むしろ映画興行の原点回帰であり、作品を肴に皆で楽しむ鑑賞法には可能性も感じます。ただ「ラブライブ」などでは応援も荒れて上手くいかなかったようですし、少なくとも単純な解禁で、どんな作品でも盛り上がれるというわけではなさそうです。

ちなみに本作では字幕付きのアフレコシーンなど、観客が声掛け参加しやすいようなシーンをねじ込んで作ってありました。冒頭のプリズムショーから、ストーリー上、何の脈略もなく、しかも3回もねじ込まれているときめきサイクリングシーンをキャーって言いながら楽しめるかどうかで、この映画への免疫が計れます。

あと、一番、謎だったのが、女向きの映画なのに、会場内にはノッリノリの男性客が多かったことなんだけど、どういう仕組みなの?!何考えてんの?寂しいの?

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-3 Comments

エビオス さんのコメント...
コレ、見てきたのですね・・・w。
最近ネットでこの画像をよく見かけたり、応援上映とかいう謎ワード、TVCMでのEZ DO DANCE等々、「個人的に気にはなるが、映画を見るのはちょっとなあ・・・」という気分の私には、ベストな体験(紹介?)記事でした。

映画を楽しむためのしきい値があって、それを超えられる人には最高の映画で越えられない人には、ネタ映画なのでしょうね。

などと、サンタ時雨にキモイ顔をさらにキモく歪ませてデレデレしている私が上から目線で語ってみましたw
2016.12.11 | #- [edit]
管理人 さんのコメント...
>エビオスさん
ネタ映画である点については、どこからも異論は出ないと思います!!
でも、テイストが合う否かか、ノレるか否かというところで、人を選ぶ感じ。
ちなみに私がもっとも殺人者に近づく瞬間は、宝塚のフィナーレで興奮したババァがおしゃべり始めた時で、要は邪魔されず鑑賞したい派として、違和感が強かったのかもしれません。
2016.12.12 | #- [edit]
管理人 さんのコメント...
原点に戻って、クルスマス那珂ちゃんも良いです。
2016.12.12 | #- [edit]

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