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amazon様の”災害ほしい物リスト”は役立ちます

前回の記事で、支援は物でなくお金にするよう書きました。


しかし、義援金口座にいくばくかを振り込むことと、懸命にかき集めた食料や衛生用品等を現地に送ることを比べると、後者の方が、なんとなく”助けた感”が高いような気がしませんか?


むき出しのお金を下品とするような日本文化もあるのでしょうが、気持ちを物体に変え、被災地へ発送するという作業を経ることで、自分も支援活動を行ったという手応が得られるからかもしれませんね。


実際、被災者は様々な物を必要としていますが、問題はその物品を調達できないことよりも、誰に、何を、どのくらい、どうやって、届けるかという情報や物流のシステムが構築できないことの方が深刻です。

故に、送り手の気持ちとは裏腹に、物を送る個人支援はなかなか上手く機能しない状況があります。

そんな中、amazonを経由した物品支援の仕組みは、被災者と支援者を繋ぐ非常に有効な手段といえます。


 >amazon:熊本地震災害ほしいものリスト



● 導入のハードルは意外に高いのかも


もっとも、なかなか上手くは運用されていない状況があります。

 >毎日新聞:活用されず、アマゾンのほしい物リスト

「活用されず」じゃねーよ!されるように広報するのがお前の仕事だろ!とツッコミたくもありますが、実際、東日本大震災においても、上手く使えた組織は限られていました。


たしか開設のきっかけはamazonからの案内だったように記憶しています。大前提として連絡先が公開されていなければ、こうした民間からの支援情報が得られにくい状況が、避難所等での利用が広がらない原因でもあります。


まず、知らなければ始まらんという話なのですが、公式のマニュアル外にあるものは、案内を受けた偉い人が、IT音痴だったり、仕組みを理解できなかったりした場合も、そのまま闇に葬られてしまう可能性が高いですね。

アカウントを登録して、ページの体裁を整え、数多ある商品の中から欲しいものを探してリストに載せる。これらは全て現地任せです。


平時の我々からすれば、何の事はない作業に思えますが、被災地の現場で管理や支援をされている方はめまぐるしく動いているため、ちょっとした時間すら取れず、メンテナンスの余裕がありません。

そもそも、落ち着いてPCに向かえる環境にあるのかどうか。夜中にスマホでチマチマやるしか無いのか。電話でざっくり概要を伝えると、作業を代行してくれる支援があってもいいですね。

きちんと機能して以降は、その便利さに落涙必至の仕組みなのですが、そこにたどり着くハードルは依然として高いのかもしれません。



 目下、炎上中ですが

 

ゴゴ通信:熊本市龍田中学校がアマゾンほしい物リストで600万円分をおねだりして炎上


東日本大震災の時も、やはり避難所系のほしい物リストは評価が荒れました。必要数が明らかにどんぶり勘定だったり、高額商品をやたらリストアップした組織もあって、これはさすがに甘え過ぎではないかという意見が多く寄せられました。


平時の買い物と違って、値頃感やスペックを細かく吟味している余裕が無いという側面もありますが、管理者のモラルや意識を容易に反映してしまうリストでもあります。

リストは必ずしも適任者が管理としているとは限りませんし、避難所にいる人は自らの所有物の多くを失った方々です。身銭を切らずになんでも買ってもらえるシステムを前にタガを外さない方が難しいのかもしれません。

まずは求める物品の優先順位を考える必要があると思います。広く支援を訴えるに際して、ある程度の公共感覚も求められます。もしかしたら受益者が直接管理するのではなく、第三者が聞き取りに基づいて、代行していく方が良いのかなとも思います。

しかし、無味乾燥なリストの形ではなく、たとえば、”震災で家を失ったカメラ女子が、愛機の代わりを欲しがっています。それで避難生活やふたたび立ち上がる街の姿を少しでも記録しておきたいから・・・みたいなストーリーがつけば、届けたくなるカメキチも出てくるじゃない。


メトロノームとか部活の備品などは後で学校の予算で買い直せますし、今、急いで届ける必要もないと思います。ただ、皆で観ることの出来るテレビやプロジェクター、情報を得るためのPCやモバイル等は需要もよく分かるのです。あの劣悪な環境に詰め込まれたままの子供達に、せめてゲームで気晴らしをさせるという措置も必要で、ケアのあり方としては全く間違っていません。


諸々を失った人々が生活を立て直す際に欲する物品は、言ってみれば身の回りにあった全てです。それと避難民の求める物資はこういうものであるべきだという我々のイメージが、必ずしも上手く擦り合わないケースなのかもしれませんね。


気軽に買えないからこそ、支援が必要とされるのかもしれません。贅沢というのはちょっと違いますし、家財を失った人が、この手の支援で焼け太りすることなどまずありえません。もう少し背景についての発信をできていれば話が違ったのかも知れませんね。


なお、この仕組みにおいてはリストにあがった物品のうち、自分の好きなものを選んで好きな量だけ支援することが出来ます。支援者はほしいものリストや、避難所を叩くのではなく、ちょっと違うなと感じるものは購入しない自由でもって、意見を反映してもらえば良いのかなと思います。



● ほしい物リストは大活躍しました


熊本のリストに加圧靴下などが載っていて、なるほどなと思いました。行政の支援物品というのは水や食料、衛生用品など、基本的な物品をまず充足させることに主眼が置かれているため、そこから外れた細かなニーズには対応できません。


状況が落ち着いてくれば、支援品もそれなりに拡充されますが、大多数は我慢して我慢して、動き始めた店舗での自己調達というオチになるはずです。皆が買い物に行ける手段や資金を持っているわけでもありませんから、ほしい物リストの仕組みはかなり有用だと考えます。


また、ボランティアセンター等ではコピー紙やら、付箋やら、ガムテープやら、毎日エグい数を消費します。もちろん、母体である社会福祉協議会が、これらを随時調達してくれるのですが、お役所仕事なので、まぁ動きが鈍い。予算は十分降りるのに、必要な時に使えないこの歯がゆさ。


仕方なく、スタッフらが身銭を切ってコメリに走ることで、翌朝、空の倉庫に不思議な奇跡が起こっているという流れだったのです。それでも買い物するお店や時間の余裕があればまだマシで、土のう袋や特殊な装備等、地元で売り切れた商品もどうにもなりません。


そこへきらびやかに降臨したのが、amazonのほしい物リスト支援。
このアイデアを出した人は実に偉大ですね。

おっかなびっくり申請したリストが、瞬く間に処理されていき、早ければ翌日に届いてしまう!

スカスカに入った大量の段ボール箱とともに!


現場ではものすごく助かりましたし、

私はこのリストの向こう側に大勢の名も無き善意の神様達の姿を見ましたよ。



 ほしい物リストをもっと活用して欲しい!

amazonの災害ほしい物リストは


送金は味気ないと考える支援者にオプションを提示できること
被災地が本当に欲しがっているものを過不足無く提供できること
物品調達の正規ルートにある隙間を埋めることが出来ること

豊富な品揃えと驚きのレスポンススピードをもつこと
被災者、支援者共に労力を大きく削減できることなど

非常に有用な仕組みだと考えます。


非常時にはこのように既存の優れたたものを拝借して、対応に当たるべきです。官製で物資供給システムを構築するより余程使えると思いますよ。


運用の前提として、まずは宅急便が動いていること、被災地の混乱がおさまって、受け手が安定した組織運営に移行していることが挙げられます。

まだ、ちょっと早いタイミングかなとも思いますが、炎上騒動で誤解すること無きよう。皆様もこまめにチェックいただき、実効性のある遠隔支援につなげていただければと思います。

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