豪雨水害ボランティアに行かれる方へ - 恰幅の良い彼のblog
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豪雨水害ボランティアに行かれる方へ

先週の記録的な豪雨により、
茨城や栃木などで大きな被害が出ました。

河川の決壊で家屋が流され、多くが浸水する事態は、
東日本大震災での被害と何ら変わらず、被災者に大きな支援が必要です。

すでに現地の社会福祉協議会が母体となり、
災害ボランティアの受け入れも始まっています。

皆さんの中にも参加を考える方がいらっしゃると思うので、
私もいくつかのポイントを書いてみます。

かながわ発平成27年東日本豪雨災害に関する情報交換

各地のボラセンなどはこちらで情報をまとめてくれていますね。
こういう形の遠隔支援はすごくイイな。

報道でよく目にする常総市以外にも支援を求める声があり、
マイナー被災地は埋もれがちなってしまうので、注意して行き先を選択下さい。

*参考写真は過去のものです

P6060037.jpg

言うまでもなく、復旧作業の主役はインフラなり建築関係のプロ。

ボランティアの役割は、
ズブの素人が素手で数時間で行える範囲でしかなく
たかが知れているというのが実際のところです。

ただ、今回のような水害の場合は、
重機の入れない部分の泥出しという大変な作業が存在するので、
人海戦術も大いに役立ちます。

もっとも、割り振られる作業はその時になってみなければ分からず、
必ずしも皆が泥出しを行うわけではありませんのでご注意下さい。

DSCF2571.jpg

装備に関してはこちらの水害ボラマニュアルによくまとまっています。

ただ、これはモデルケース。
すべての道具を用意する必要はありません。

実際、通気性の悪いかっぱを着て、
息苦しい粉塵マスクをつけながら、
泥出しの重労働を行うことはなかなか難しく、
現場であっという間に軽装化してしまうことが多いと思います。

要はドロの中に含まれるバイキンがヤバイので、
口に入れないよう、身体に触れないよう、気をつけようぜということなのです。

傷防止にもなる長袖に関しては、
スポーツに耐えうるインナーなどを選ぶと良いと思います。

こまめな水分補給や15分、30分毎の休憩を心がけて下さい。

処理済~DSCF2877

よく山用の高価な装備でいらっしゃる方がいますが、
こうなりますので、使いすてても悔いがない衣類の方がいいと思います。

また靴は泥濘んでいれば、長靴でもいいのですが、
足場によって底の厚いしっかりした靴の方が適しているかもしれません。

作業後の着替えはもとより、身体をふけるようなタオルや水が必要です。
目的地の近隣や道中に、日帰り入浴施設をピックアップしておくといいと思います。

メチャ汚れる運動に行くということなのです。

DSCF2731.jpg

作業現場へ自家用車で移動させるセンターもありますので、
その際、車はこんな感じで対策しておくと良いでしょう。

DSCF2751.jpg

持参する道具に関しては、角スコップが定番ですが、
床下をやる例も多いので、しっかりした小型のテミや十能などが役立ちます。

泥はものすごく重いので、ガバッといかず、
小ぶりな道具で少しずつやっつけるのが基本です。

また、技能としては土のう袋の結び方を覚えておくと便利です。

DSCF2814.jpg

通常、土のうに泥を入れる作業は、
もう一人が口を確保しなければならず、ハンパなくめんどくさいもの。

このような園芸用品を使って、口を開けておくと作業がはかどります。
下が開いてるので詰め終わったら、スッと上に抜くことが出来ます。

なお、現地センターへの差し入れは、
いくらあっても足りなくなる土のう袋が一番喜ばれると思います。

DSCF2570.jpg

今週末からはシルバーウィークが控えていますが、
あえてここは避けたほうがいいかもしれませんね。

首都圏からの距離を考えると、テレビ等に煽られ、
キャパをオーバーする人数が殺到することが予想されるからです。

同様に全国からの駆けつけ支援も、あまり無理をしないよう。
近隣の大都市のみでまかなえるような気がします。

災害ボランティアセンターが最も頭を悩ますのは、
当日に気まぐれで集まる参加者群をコントロール出来ないことです。

必要人数に合わせて、参加予約するシステムができれば楽なのですが、
毎度要望を出しても、全然出来てこないので、
未だに出たとこ勝負の運営が続いてるはず。

目前の広大な被害に対して、
やれることはいくらでもあるじゃないかと思われるでしょうが、
ボランティアというのは被災者からの依頼があって初めて動けるものですし、
また、前述のように人手作業の域を超える対象がほとんどです。

連休だからという自分たちの都合で集まりすぎるボランティアは、
最悪、作業にもありつけませんし、現地の負担にもなってしまいます。

大原則として、現地のボランティアセンターの要請や案内に従うこと。
決して押し売りで出かけないとことを心がけましょう。

また、派遣される現場だけでなく、
周辺一帯が被災圏であるということをよく覚えておかねばなりません。

トイレを貸せとか、~が無いのはけしからんとか、
つい普段通りのサービスを求めてしまうコンビニや大手店舗も、
被災者自らによって維持されている場合が多いのです。

ボランティアセンターについても同じことで、
もっと上手くやればいいのにとか思うでしょうが、
そこはすでに被災地の非日常であることをお忘れなく。

私は今回、縁がないのですが、
参加される皆さんの健闘を応援しております。

くれぐれも腰を労ってね!ギックるぜ!
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3 Comments

ゆうこざる さんのコメント...
ほんまさん こんにちは。ゆうこざると申します。

毎回楽しく拝読しています。今回の10周年振り返りも感慨深い思いで読んでます。

今回のボランティアに関するメッセージはあの時のほんまさんの経験に基づいていらっしゃるのですね。速いレスポンス、的確な案内、細かい注意、心構え、受入側の反応、普段の食べ物レポートの書き方が見事に生かされて分かりやすいです。

つい自分側だけに片寄りがちなことを「相手側あっての事」と冷静に優しく諭してくれる部分が本当に素敵です。

いつから読み出したのか思い出せないほどですが、ほんまさんの文章力に秘められた考え方がしっかりしてるから皆さんが読んでくれるのではないですかね~。
上から発言ぽくなってすみませんです。

これからも読み続け、たまには反応したく思います。
追伸 以前浜なし農園の側に引っ越した際、食したことをコメントしました。今年は買いそびれがっかりしてました。先日Twitterでイマイチと呟いてましたね。ちょっとだけ(イイ気味)って思っちゃいました。スミマセン。

長文&携帯からなので読みにくくてすみませんです。
2015.09.16 | #- [edit]
☆ さんのコメント...
釘やらガラスを踏み抜く恐れがあるので、作業着屋で売ってる踏み抜き防止の中敷があると良いと思います。
2015.09.16 | #- [edit]
管理人 さんのコメント...
>ゆうこざるさん
これを書くにあたって、震災の時に現地で中の人として発信していた情報とかを検索してみたのですが、見事に消えちゃってるんですよね。
本来、こういうノウハウはパッケージ化されて、次回、事があった時にすぐ取り出せるよう整備しなきゃいけないはずなのですが、その時を乗り切るだけで精一杯になってしまって、すぐに断絶してしまうんだよなぁ。
結局、技術や経験は個々の参加者の中に宿らすしかないのですが、そういう実動隊は社協外の人間が中心で、次回も集まれるとは限らないという不安定な状況です。
まぁ、それでも、皆さんの善意の力でなんとかなるっちゃなるんだけどね。

>☆さん
安全長靴とかね。
あとはゴム手の他に革手があれば割れ物とかも扱いやすいよ。
行く前にホームセンターを覗いてみるといいです。
2015.09.17 | #- [edit]

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