東横系トルコライスの謎 - 恰幅の良い彼のblog
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東横系トルコライスの謎

先日、武蔵小杉に立ち寄った時のお話。

駅前に林のごとく建ったタワーマンション群は、
地べたにこびりついて暮らす私にとっては、あまりに眩しく、

時は来た!許されざる者達の頭上に星砕け降り注げ! 

と、メテオの詠唱が口元からこぼれてしまいましたが、
隕石どころか、デブを焦がす紫外線しか降ってきませんでした。

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さて、お目当ては「かどや」の名物、トルコライスであります。

我々昭和世代にとっては、
中華屋洋食もまた魅力的なもので、
これはとても旨くいただきました。

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トルコライスというと長崎発祥と言われるB級グルメのスター。

これは「ツル茶ん」のそれでありますが、
ドミカツ、ピラフ、スパゲティ、サラダと男子が好むものすべてが乗った、
洋食メニューの遊園地であるわけです。

食べたいっ!!!

そう思っても、横浜で食わす店は少ないですよね。

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まず、思い浮かぶとしたら老舗「ミツワグリル」のそれ。

ただ、内容はだいぶシンプルなもので、
やっぱスパとか、面倒なもんは省いちゃうよなぁ~なんつって思ったの。

でも、よく考えてみるとおかしいよね。

ミツワは洋食屋なので、付け合せのケチャスパなぞは常備されてるし、
長崎スタイルに似せることはいともたやすいはず。

もしや、長崎とは源流を異とするケチャライス+カツの
トルコライスがこのエリアにあったんじゃなかろうか?

そういえば、今は亡き岡野の「ポパイ」にもありましたし、
名前が違いますが鶴見「バーグ」のトマトカツライス
「リオ」のシシカバライス
もそれっぽいじゃん。

早速、検索してみると、wikipedeiaにこんな記載がありました。

神奈川県川崎市のトルコライスは大阪風に近い。
チキンライスに刻んだ豚カツを混ぜてあったり、チキンライスの下にドミグラスソースのかかった豚カツが隠されていたりする。



川崎トルコライス、キタッ!

というワクワクですが、大阪のそれとは似てないし、
エリアに点在する文化というより「かどや」単店の名物であって、
川崎系の冠を載せるにはだいぶ弱い気がします。

少なくとも私の宿題欄では
他に小島新田「ムラカミ」くらいしか見つかりません。

刻んだカツのお店ってどこなんだろ?

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一方で本牧の「さし田」のトルコライスはすごく近いです。

なんといっても特徴的なのが、カツをライスでサンドするスタイル。

関西方面のまむし丼を彷彿させますが、
カツの場合は揚げたての衣がシンナリなって、良いことなしじゃん!

でも、この不合理こそが歴史の鍵となるような気がしています。

カツ隠しといえば、大船「ミカサ」のカツメシも思い浮かびますね。

撮影スタッフがかっこみやすいよう、またカツが冷めないよう、
ピラフでサンドしたという、なんとなく納得出来ない理由で伝わっています。

ここで冒頭の「かどや」に戻ると、HPにこう書いてありました。

当店のトルコライスは、昭和28頃に先代が通った、当時渋谷にあった「渋谷食堂」を模範にして、30年程前からメニューに登場致しました。
渋谷食堂スタイルのトルコライスは、東急東横線沿線や武蔵小杉のレストラン等でポピュラーなメニューでしたが、いつの間にか希少な存在となった様です。



トルコライスが「渋谷食堂」のオリジナルなのか、
それともの東京の洋食シーンでよく見られるものだったのか。

「渋谷食堂」の資料にも当たらなかったので、ちょっと分かりませんが
今日の限定的伝播の痕跡から考えるとそれほどメジャーではなかったのかも。

ただ、オンザライスが哲学になっている国でありますから、
洋食屋でケチャップライスにカツを乗せろというオーダーは至極自然な流れです。

例によって戦争や震災でもって人や資料が途切れたパターンで、
ナポリタンのごとく東京でいち早く供されていたものが、
各地に伝わってローカル化した経緯に頷けます。

近年ではトルコライス=長崎のイメージが定着した関係で、
構成要素の乏しい東横トルコライスの存在が霞んでいますが、

長崎では解けない”トルコ人、豚食わねぇのに!”的な
語源の謎も含め、源流は東京に埋まってそうな気がします。
まぁ、ピラフ=トルコってことなんでしょうけど。

東京や神奈川で長崎スタイルじゃない
トルコライスの情報があったら、ぜひ教えてください!
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5 Comments

さんのコメント...
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2015.07.29 | # [edit]
酔華 さんのコメント...
ほか弁にトルコライスがありました。
弁当の2分の1がナポです。
残りの半分は白飯・カツ・カレーなどでした。
ケチャップライスでないのが、イマイチ…
2015.07.30 | #ddR3FFao [edit]
ナカジ さんのコメント...
こんにちは。
(失礼な言い方かもしれませんが)グルメ記事として軽快さがすごい!と思わされました。「読ませるぅ~」と。
そしてトルコライス、食べたくなりました。

知らない洋食やさんばかりなので、一つ一つチェックします!
2015.07.30 | #A6.aSVYA [edit]
安倍 さんのコメント...
起源だのどこの流れだってどうだっていいじゃん。
2015.07.31 | #- [edit]
管理人 さんのコメント...
>匿名さん
やはり高級料理の美学を受け継いでいるからなんでしょうね。

>酔華さん
それ憧れるなぁ~!
ほっともっとにも焼きそばと合わせたビッグコンビがありましたが、あまりに炭水化物過ぎて完食大変でしたね。

>ナカジさん
うれしいです。
気さくに読んでもらえるのが一番だと思うので。
メジャーから外れたお店だからこそ、
時代にもまれずに、メニューに残っていたのかな?

>安倍さん
どうだっていいと言われると、
うちのサイトには他に何も残らんよ。
なにも本家しか認めないという話ではなく、
昔に思いを馳せつつ「へぇ」と思えればいいんじゃね?
2015.07.31 | #- [edit]

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