宝塚月組「TAKARAZUKA 花詩集100!!」の感想 - 恰幅の良い彼のblog
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宝塚月組「TAKARAZUKA 花詩集100!!」の感想

宝塚歌劇団創立100周年、おめでとう!
大空の彼方で微笑む小林一三先生を拝むしかないわな!

宝塚歌劇は私が大好きなものの一つですが、
一般的には腐女子のこじらせ趣味として、
未だにキワモノ扱いされることが多いよね。

でもさ、日本国内をぐるりと見回してごらんよ。
実に100年もの歴史を持ちながら、朽ち果てること無く、
東西各2000人を超える規模の劇場を連日埋め続けるような、
そんな人気劇団がどこにあるんだっつー話よ!

夢と愛をテーマに繰り広げられる舞台は、
常に大衆目線で、新陳代謝していきながら、
ロクでもない芸術の高みに登りつめないのがイイところ。

スパンコールで着飾った”憧れ”は、
間違いなく日本文化として評価されるべきだし、
少なくとも補助金でかろうじて保存されている諸芸能よりは、
よほど価値があると思うのです。

劇場に通うヅカファンとしては現役を退いた私も、
今年だけはちょっと顔を出さないわけにはいきませんよね。

そんな訳で月組の公演を観てきました。
もはや組長と・・・星条海斗しか知らないけどね!

なんと、最近は紹介動画なんてもんがアップされてるのか!
文章を読むのがかったる人はそっちを観てもらえば話が早いわ。

revue_img_2014060119080096a.jpg

日本絵草紙 『宝塚をどり』

節目節目にねじ込まれる日本物の舞踊ショーです。
作・演出が未だに植田歌舞伎(81)って時点で、
この分野の存続が危ぶまれますね。

チョンパで始まり、自画自賛音頭をブンチャカ総踊りするダサさ!
でも、それがイイ!宝塚の定番展開に心が落ち着きます。

またも神化して舞う松本理事をありがたく拝む一方、
今回は初舞台生の口上が東京公演でも行われ、
その初々しさに、オジサンはほんわか。

内容はロックよさこいや連獅子など色々趣向を凝らしているのですが、
やはり歌が少ない分、タルんだ印象になることは避けられませんね。
最後のすみれ菩薩の装置がエグかったです。

これを観ながら思ったのが、
今後オリンピックにどう絡んでいくのかってところ。
開閉会式のパフォーマンスや外人相手の興行も、
バッチリと頑張って欲しいよね。


プチ・ミュージカル・プレイ
『明日への指針 -センチュリー号の航海日誌-』

幼き頃、タイタニック号沈没の現場で出会った男女が、
洋上で再会し、許されぬ恋を・・・ってお話ね。

毎回書くことですが、劇団専属の作家が演出も兼ねつつ、
新作主義で量産される宝塚劇はたいていロクでもない仕上がりなので、
グダグダやるよりは短く明るくまとめるオペレッタが最適だと思うのね。

石田昌也はそういうのを上手く作る人なんだけど、
今回は上演時間がまさかの30分ぽっきりて、どういう冗談よ??

おかげでロンドンからニューヨークの航海が、
ほぼ一晩かかっていないような特急進行。

筋は決して悪くなかったんだけど、
やたらに多い登場人物を把握するヒマもなかったし、
元が浸透していないため、ドンデン返しもさっぱり効果を上げられず、
お、おう・・・ッて感じで終わってしまったのがもったいなかったわ。

削るのなら、ここではなく和舞の50分だったと思うよ!


グランド・レビュー 『TAKARAZUKA 花詩集100!!』

現在、宝塚の作家で、エースといえる藤井大介の作品です。

”花詩集”ってのは、ヅカ史で名前の挙がることが多いレジェンドで、
かの白井鐵造先生が80年前に上演した作品。

当時の楽曲や衣装など資料がどの程度残っているのか?
おそらく、様々な花をモチーフに場面構成していくって骨子のみを流用したのかもね。

定番展開も多くて、思っていたよりはオーソドックスなショーでした。
つか、言うほど花っぽくもなかったしな!

ただ、これがけっこう豪華な作りなのよ!
品よく始まるプロローグから、初舞台生のキレたすみれロケット、
おフランスのデザイナーが手がけたカッコイイ衣装のパレード!
え?ここで終わっちゃうんじゃないかってくらいの先制でアニバーサリ感を爆上げっす。

中詰はイーヤッハー!なサンバ総踊りで無難に締め、
すみれの花咲く頃の各種アレンジなんかが続きます。

そして今回、一番の見所は総勢100名!
実にエグザイルの5倍の人数が舞台を埋め尽くす極大ロケット!

通常、宝塚の一組は最大でも80人弱なのですが、
そこに初舞台生の39人が加わった、
今回の公演だからこそできるスペクタクル!

わざわざNYの振付師を招聘したらしく、
やはりいつもの仕上がりとは一風変わったテイストで、
すごく見応えがあり、これだけでも足を運んだ甲斐がありました。

主題歌もコッテコテでイイ感じだし、大役を任せても、
上の中くらいはなんなく仕上げてみせる藤井君がステキです。

トップの龍真咲はさわやかな一方で、厚みに欠けるかも。
娘トップの愛希れいかはルックスもチャーミングだし、
歌・踊り・芝居と三拍子揃って安定感があり、なかなか良かったよ。

久しぶりに観たけど、やっぱいいね、宝塚は、この幸福感!
食わず嫌いで未経験の人は、絶対人生を損していると思うんだよね。

タニマチ商売の伝統が続いているため、
これまでチケットの入手が大変だったのですが、
いつの間にか誰でも利用できるオンライン販売が始まっていたようで、
週末やベルばらなどの人気公演以外なら、
多少出遅れてもゲットできるようになったんじゃなかろうか?

私もまた、ちょいちょい観に行こうと思いました。
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-10 Comments

うたた さんのコメント...
久しぶりの宝塚記事とても嬉しいです。
花詩集は衣装を見るショーって感じでしたねw
パリコレ風の衣装がどんな感じに見えるか不安だったのですが、どれも素敵で良かったです。
今日は壮さんの退団公演・前田慶次の初日でしたね。評を聞く限りすごく楽しい劇になっているようなので東宝での公演を楽しみにしています。
ところで公演デザートの「TAKARAZUKAバナナシュー100!!」は食べられましたか?
2014.06.06 | #mQop/nM. [edit]
水たまり さんのコメント...
宝塚記事ありがとうございます!
私も先々週観に行ったんですが、同じく和物ショーの時間削って芝居にまわすか、和物やるなら別の演出家で二本立でやってくれと思いました。
龍さんは、今回はちょっと弱かったけど一月に梅芸で演った風共のスカーレットはすごくはまってて良かったですよ!愛希さんのメラニーも。
宝塚っていつもなんだかんだ文句言いながら観るんですけど、そんな完璧じゃないところもまた愛おしかったりしますねぇ。
2014.06.07 | #- [edit]
管理人 さんのコメント...
>うたたさん
ヅカ記事の需要があったとは!
和の衣装も豪華で、やっぱ気合が違うんだろうなぁと思いました。バナナシューは見落としちゃったんだけど、シューが100個ならすごいよね。雪組も取れれば行きたいなぁ。

>水たまりさん
和物ショーを独立させるより、和芝居の中に盛り込むのがいいような気がします。個人的には専科の渋芸も好きなのですが、やはり宝塚はアイドル文化のように、未熟を愛し、成長を見守り楽しむ部分もありますよね。
2014.06.08 | #- [edit]
あられ さんのコメント...
ハツコメです。宝塚にも造詣が深いんですね!

今回の内容とは関係ないんですが 以前ブログで読んで行きたかった滝頭の洋食たじま に行ってきました。地元民だけど行ったことなかったので。

できれば滝頭の隣、ゆず で有名になった岡村もブログに書いてください!
2014.06.12 | #- [edit]
管理人 さんのコメント...
>あられさん
造詣は深くないけど大好きよ。
岡村はあんま縁がないんだよなぁ。
どっかオススメはありますか?
珍屋ってまだやってるの?
2014.06.13 | #- [edit]
みよ太 さんのコメント...
わたしも見ました!(今ごろおそい^_^;)

松本理事の踊りはさすが。手首の使い方がきれいでやわらかい。
和物はすてきだけどあれは長かった~
’すみれ菩薩’とはうまい!!

>和物ショーを独立させるより、和芝居の中に盛り込むのがいいような気がします

大賛成です!
2014.07.20 | #- [edit]
みよ太 さんのコメント...
連続すみません。

ハウステンボスに歌劇団ができていたのを
つい最近知りました。
いいですよね~学校もあって本格的だし。


2014.07.20 | #- [edit]
管理人 さんのコメント...
>みよ太さん
ショーの舞台を志しても、
踊れる場所が圧倒的に少ないですからね。
うまくいくといいですね。
2014.07.21 | #- [edit]
さすらい日乗 さんのコメント...
『ベル・バラ』以前から宝塚を結構見ていました。
真帆が演じた『ノバ・ボサノバ』の再演を見たのが自慢の一つです。
関西の宝塚、東京の新派、これが大正時代の新演劇だったと思います。
ともかく100年続いているのは凄い。

竜真咲は、先日『PUCK』を見ましたが、軽い感じが、昔の安奈淳に似ていて、とても良かったと思う。
2014.12.26 | #hSdD2a2A [edit]
管理人 さんのコメント...
>さすらい日乗さん
うわぁ、超古参じゃないですか!
私は轟再演世代なので、まだまだ新参です。
やはり入門の頃に魅了されたスターの存在が大きくて、
その後の若手がどうしてももの足りなく感じてしまうんですよね。
ファンとして再び本腰を入れるのはまだ先になりそうです。


2014.12.26 | #- [edit]

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