さようならレバ刺し、また逢う日まで - 恰幅の良い彼のblog
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さようならレバ刺し、また逢う日まで

7月1日をもってレバ刺しの提供が禁止されることになりました。

私は内臓も生食も大好きな人間なので、
ブリブリなレバ刺しとのお別れは寂しいっす。

そんなセンチメンタルな嘆きをぶつくさ語るくらいはカワイイものですが、

「一部の不衛生な店のためのとばっちり」
「レバ刺しだけを狙い撃ちしたイヤがらせ」
「食の自由や文化の破壊」なんて騒いでいる面々もいます。

少々、長くなりますが、
もう一度、おさらいをしてみたほうが良さそうです。


レバ刺し禁止の経緯


今回の規制は昨年、激安焼肉屋のユッケを原因とした食中毒で、
5人が死亡、24人が重症となった事件に端を発しています。

その後、生肉食の安全性を再検証する中で、
レバ刺しの元になる牛肝臓の内部から腸管出血性大腸菌が見つかりました。

腸管出血性大腸菌については、主に牛の腸内や糞に生息しているとされ、
解体作業で腸が破れ、それが食肉の表面を汚染してしまう問題が指摘されていました。

昨年来、ユッケ等の生肉食に関して強化された安全対策は、
加熱やトリミング等で汚染された表面を除去する方法です。

しかし、牛レバーのように、
肝臓内部で菌が検出されてしまった場合は、
一部を削り取るという対策に効果がありません。

ちなみに別の原因菌であるカンピロバクターなぞは、
従来の調査で、すでに約2割の牛の肝臓内部から発見されており、
生食の危険性自体は指摘され続けていました。

今回はより毒性の高い腸管出血性大腸菌まで見つかり、
なおかつ、予防のために打つ手なしということで、
禁止につながったようです。

単なる役所のパフォーマンスというのなら、
人死にを出したユッケこそ生贄に最適です。

でも、禁止されたのは牛レバ刺しのみ。
これは別の問題なのだと理解する必要があります。



レバ刺し規制はとばっちり?


ユッケ食中毒事件では激安店の調理環境が事態を深刻化させました。

汚染除去のための適切な処置や衛生管理を怠り、
しかも前の日の残りものを混ぜていたことです。

その点、うちの店は鮮度も抜群だし!衛生にも気を使っているし!
本当は全然、大丈夫なんだけどね!っていう認識のお店も多いです。

これはある意味正しく、根本的に間違っています。

前述のとおり、汚染は屠殺の段階から始まっており、
しかも、原因菌は鮮度が高いほど元気だったりします。

こと肝臓内部の菌に関しては、鮮度も環境も、表面を削ぐ技術も、
汚染を防ぐ決定打には成り得ないのです。

素材そのものや生産過程に問題を抱えている以上、
一部の杜撰な店に止まらず、全体が規制されるのはやむなき事。

ちなみに事件以前にも、生食用牛肉の出荷基準というものがありました。
しかし、これを守り、衛生環境を徹底した屠殺場はほぼゼロ。

なんと、ルールが出来て以降、10年にも渡り、
市場に生食用牛肉は1gたりとも出荷されていなかったのです。

では、我々は何を食べていたのでしょうか。
業者が責任逃れのため、加熱用で出荷している肉なんですね。

加熱用なんで、生食でアタっても何の責任もありません。
店が勝手にやってることだから、一切感知しないという姿勢です。

これって一部の悪徳業者の話ではないのですよ。

仕入れの状況がこの有様ですから店側も同罪です。

そもそも生肉の扱い方法は店によってまちまち。
もちろん丁寧に気を使っている店もあれば、
パックを破ってそのまま切り分ける店もあります。

そこには何のルールも制定されておらず、
感染ルーレットの針が止まるか否かは運の問題でした。

何よりも腹立たしいのは、
今回、感染の危険性が指摘され、提供自粛を要請されているにもかかわらず、
ギリギリまでレバ刺しを売り抜けたクソ店が多かったことです。

バカ相手に売れるものは、
毒でも何でも売ってやるという見上げた商業倫理です。

はっきり言って、料理人としての矜持を疑いますし、
質や素材にこだわる店が聞いて呆れます。

そうそう、昨年できたユッケ提供の新しい衛生基準も
実に94%の店が守っていないという調査報告がありましたね。

別の業界ならば、規制以前に自主的な対応を進めたかもしれません。

しかし、食肉業界内の低い倫理観、
情報共有や自主向上が見込めない点などを考えると、
それだけでも強制的な規制で管理せざるをえない理由となるでしょう。

決して、一部の店のとばっちりじゃないんですよ。



なぜ、レバ刺しだけが狙い撃ち?


実のところ、食べ物には見えない危険がいっぱいです。

魚の刺身なども細菌感染や寄生虫の危険性があります。
水や野菜、穀物、香辛料からだって、食中毒に感染します。

しかし、危険のある食べ物が他にもあるからという理由で、
レバ刺しもまた放置するべきだという論法はおかしいですよね。

白バイに捕まったオッサンの言い訳みたいです。
「他にも違反してる奴がいるのに、なんでオレだけ捕まえるんだ!」ってね。

事件が起こると、なぜもっと早く・・と騒がれますが、
実のところ、保健所等による注意喚起は何年も前から行われており、
業界や消費者がそれを無視していたような状況でした。

やっと世論が喚起され、手の打てるものから順に対策されていくことに、
不公平も不公正もあったもんじゃないと思います。

優先度?殺人犯を捕まえないうちは暴行犯の捜査はしないんですか?

無論、対策を含め、規制のあり方について、議論が深まることはいいことです。
ただ、それは公衆衛生や疫学的な裏付けに基づいたものでなければなりません。

禁止すべきか否かはつまるところ、確率論に帰結するのでしょうか。

わたくしの手元に十分なデータがあるわけではありませんが、
腸管出血性大腸菌については、約10%の牛の腸に生息していると言われています。
肝臓内部の保菌に関しては、先ごろの検査で150頭中2頭分に見つかりました。

もちろん、これらすべてが生食されるわけではなく、
また、食べた人全てに重篤な症状が現れるわけではありません。

ただ、一般的な食中毒菌は10~100万個の単位で摂取しなければ発症しませんが、
腸管出血性大腸菌は数個程度から発症するという、とても強い感染力があります。
また、おしりを拭いた手などから二次感染もします。

これから先、何人が病む分にはOKなのか、何人なら死んでもかまわないのか。

何をもって危険とするかは、非常に難しい問題です。

単にレバ刺しが好きってだけの素人がよく判断できますね。

対応が過剰だとか、リスクの査定がいい加減とか叫んでいる人間には、
どうして過剰なのか?査定のどこに問題があるのか?

その根拠となる数字を含め、説得力のある話を聞きたいものです。

もちろん、役所の調査や発表に不足がある可能性もあります。
その場合、業界はしっかり調査して、対案を出すことからはじめて欲しいです。



自己管理で十分でしょ?


そもそも、店で食うだけだったお客が、
何か自己で管理をしてるんでしょうか?

レバ刺しのように、感染予防ができない場合は、
もはや残された選択肢って、食べないことだけじゃんね。

すでに事件や禁止騒動を通じて、
リスクは十分に周知されたという方もいます。

そういう人ほど、逆に己の理解が浅かったりするのですが、
自分が知ってることは、他の大多数も知っているものだという誤解もしています。

実際、リスクが周知された中でも、
九州でレバ刺しを食った親子連れが食中毒になりましたよね。

これは自己管理とやらが足りなかった、ごく一部の例外なのでしょうか?

確かにニュースに敏感になることは社会人として当然かもしれませんが、
日々流れていく情報のすべてを理解している人はいないでしょう。

逆にレバ刺し食を煽るような無責任な報道もありますし、
事実、多くの人間が、理解なく最後のレバ刺しに殺到していた状況です。

禁止の報はそれなりに伝わっていたかもしれませんが、
なぜ禁止されたか、どういう危険性があるのかという、
一番大事な部分はついに周知されなかったということですね。

そもそも、専門知識もない一般人が、
数多ある食材のそれぞれのリスクを正しく心得て、
自己管理していくことなんて、できるはずがないんです。

我々は基本的に無知で愚かで弱いものです。

自分で身を守っている気でも、
食の安全はまるまる他人任せにしているのが現実なのではありませんか。

社会では主に他人が生産&加工&調理したもので暮らしています。
だからこそ上流にルールを作る必要があるのです。

道端の拾い食いならともかく、
日本国内の外食店において、メニューに載ったものを食べることに、
いちいち神経をとがらせる人なんて、いませんよね。

これを嘆くべきか、喜ぶべきか・・・

万人が納得する答えはまず出ませんが、
無知な集団をできるだけ安全に守っていくのが行政の施策なのだと思います。



レバ刺しの自由と文化


原発事故によって汚染された食物に出荷の制限があリました。
でも、それぞれの土地の食物は独自の文化を持っていますし、
消費者には放射性物質入りの野菜を食べる自由があります。
規制は必要なかったのかもしれません。

発がん性等が指摘された添加物もそうですよね。
戦後の人工甘味料なぞは菓子製造等に不可欠で、
パンチのある甘みは余物をもって代えがたいとも言われています。
庶民のささやかな楽しみが奪われました。

かつて狂牛病で発病国の牛の輸入が禁止され、吉野家が困りましたよね。
アメリカの牛全てが病気だったわけではありませんから、ある意味いじめです。
危険部位である脳や骨髄も歴史的に食べられてきたものですし、旨いものですよ。

中韓から入ってくる魅惑の食品もありますね。
現地そのままの食文化を楽しむためにも、
農薬等の審査にかけて排除する必要はないでしょう。

食品生産における衛生基準もいらないです。
消費者が確かな目でメーカーを選べばいいだけのこと。

どれもすぐに健康被害に繋がるものではありませんし、
食べても平気だった人がたくさんいます。

ひと通りニュースで流したら、
あとはいちいち規制なんかせずに、
食べたい奴が自己管理、自己責任で食べればいいじゃない!

もしかしたら、そういう世の中を望む方もいるのかもしれません・・・

自己責任を唱える方は、
自分が今まで食べてて平気だったから平気。
自店が今まで出してて平気だったから平気。
という狭い経験主義にのみ基づいて、判断を行っているようです。

実際は運が良かっただけなんですが、理屈も通りませんので、
規制後も、こっそりレバ刺しを食べ続けるでしょう。

叶うことなら、そういう人から感染していけばいいなと思います。

単に飲食店での提供が禁止されただけですから、
購入したレバーをこっそり生で食う自由は残されています。
大事な文化も人権も破壊されてはいないと思います。

この上、なお運にかけるのならば、それも良し。

でも、他人に提供したり、ネットで無責任な発信をせず、
黙って一人で楽しめばいいのです。

とりあえず、お前の賭けに、社会までまき込むのはやめてほしいです。



また食べたいけどね


これほど豊富な料理に囲まれているのに、
ただひとつ、レバ刺しが食えなくなるくらいで、
立派なオトナが、おもちゃを取り上げられた子供のようになってしまうのは、
レバ刺しの抗しがたい魅力故なんでしょうか?

おそらくは事情を十分に理解していないだけだと思い、長々書いてきました。

個人的にはメニューに
「腸管出血性大腸菌に感染するおそれがあり、
 悪くするとケツから血を垂れ流して死にますよ」
の一文を加えるだけでも十分だと思ってるんだわ。

普通、そんなもんに食欲わかねーだろ?
子供や親、自分の大事な人に食べさせたいと思うか?

かくいう私もレバ刺しが好きでしたが、
無理に食いたいとは思わなくなったなぁ。

他にいくらでも旨いもんはあるしね。

規制を反対する人、今後も食べつづけるという人には、
リスクをものともしない通人なオレ感も滲んでいて、
反体制的、ヤンキー的な勇ましさがあります。

でも、ふだん、少しでもいい食材、
少しでも旨いお店を選ぼうとするグルメな方々が、
食味以前に語られるべき安全や健康の問題に鈍感になってしまうのが、
よくわからないとこだったりします。

厚労省の通達には対処法が見つかるまでの措置と書いてあります。
また、有効な予防対策について、調査研究を含めた 新たな知見の入手に積極的に努めるともあります。

これを契機に、研究や対策が進み、
食肉環境が少しでも良くなれば、肉好きの私にとっても喜ばしいところです。

皆さんの尽力に期待したいところ。

我々は再開を夢見つつ、しばらくの間は我慢しましょうよ。


厚生労働省 牛レバーを生食するのは、やめましょう(「レバ刺し」等)
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syouhisya/110720/

レバ刺し禁止 ネットに渦巻く疑問に対する厚労省の回答紹介
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120630-00000018-pseven-soci

腸管出血性大腸菌Q&A
http://www1.mhlw.go.jp/o-157/o157q_a/index.html




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20 Comments

てつあん さんのコメント...
はじめまして

この件に関しては、以前から気になっていました。
自分自身はそれほどレバは好みではないので、あまり声を大にして言いませんでした。
お前は嫌いだから、そう言うんだよという話になりそうでしたから。

レバの生食のリスクに関して充分な理解をもっていない人のレバ刺し礼賛が、多いように感じます。
自分でリスクをとるのはかまいませんが、それを人に薦めるな!と思います。
ことは、人の生死にかかわることなんですからね。

先月末までの、今食べなきゃいけないような風潮は、かなり怖いなと思っていました。
ふぐの卵巣のように、一部のツウが隠れて食べちゃうようなことにならなければいいと、思っています。
2012.07.02 | #vfUJLHNQ [edit]
さんのコメント...
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2012.07.02 | # [edit]
さんのコメント...
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2012.07.02 | # [edit]
大口餃子 さんのコメント...
いつも愛読させていただいております。
今回も熟読させていただきました、ごもっともです。

食全般に関して、私たちが過度にナーバスになる必要はないかもしれません、
しかし状況と必要に応じて、もっとシリアスにはなるべきだとも思うのです。

それにしても前日のTV報道はなんというか。
マリンタワー改修前日か、ブルートレイン廃止の日か(古い?)市電廃止の日か(古すぎる?)
山下埠頭などSOLAS条約により一般人完全立ち入り禁止の直前か(例として適当でない?)、
って感じで、こんなに別れを惜しんでお客さん集まってますって生中継して・・・
日付が変わる頃のニュースあたりは、「蛍の光」でも流しそうな勢いで。
意図はとにかく、煽っているようにしか見えないという・・・
一応危険性やら禁止の正当性やら説明はするけれど、
ああいった報道の仕方のエクスキューズになりはしない・・・困ったものです。

長文失礼いたしました。







2012.07.02 | #- [edit]
管理人 さんのコメント...
>てつあんさん
こと6月末はレバ刺し祭みたいになっていましたし、
食ネット界隈では、規制ふざけんな派が目立つような気がします。
このまま、こじらせると”焼くかどうかはお客の勝手”的な
レバーメニューを店と一緒になって拡散しそうな勢いなので、
ビビリだ、偉そうだと叩かれるの覚悟しつつ、ケンカ記事を書いた次第です。

>秘密さん①
そっちの問題も大変ですよね。
筍に関しては、特に放射性物質を蓄積しやすい性質があるらしいです。
市場流通だけでなく、自分で勝手に採ってくる人も多いので、
わざわざ別個に通達されたのではないでしょうか?

>秘密さん②
長くて疲れたでしょう。
それでも簡潔にまとめるよりは、
説明を加えたほうがいいのかなと思いました。
何人が読んでくれるかはわかりませんが、
伝えたいことが届いたのなら意味がありました。

>大口餃子さん
突然、人気メニューを失うことになり戸惑うお店、
レバ刺しを楽しみ、不条理な別れに憤るお客。
こんなストーリーが多かったですから、
多くがミスリードされても仕方がないと思います。
2012.07.02 | #- [edit]
しど さんのコメント...
ご無沙汰しております。同志の思いは十分伝わってきましたよ。自分もマスコミの隅っこで仕事をしていますが、本当にあの報道たるやお恥ずかしい限りでした。廃止とか禁止とか閉店とか言うとどひゃどひゃ現れる群集やマスコミには辟易しております。野球を見ていない応援団みたいな、騒ぎに乗じて騒ぎたいだけみたいな行動はいかがなものでしょうか。厚労省のリリースにも「将来除去できる手段が見つかれば規制を解除する」といった旨の記述がありましたよね。要は本当に危険だからやめようということで結構スッキリとわかりやすかったと思うんですがね。いろいろ伝える側がしっかりしていないと。本来、同志の説明はどこかの新聞やテレビや雑誌が書いているべきことでしょう。もっとも多くの人が同志と同じ意見を持っているとは思いますが。そうでなく、多くの人が同志のブログで気づかされるというのはちょっと空恐ろしいですが…。長文失礼いたしました。
2012.07.03 | #TdxbSAGg [edit]
私 さんのコメント...
恰幅様 いつも楽しみに拝見させていただいております。
よくよく振り返ってみると、20年位前も、レバ刺しが好きでよく注文する友人はいましたが、
下手物食い的な扱いでした。そのころ私は食べなかった。

感覚は麻痺しやすいものだと、つくづく思います。
2012.07.03 | #- [edit]
さのやなぎ さんのコメント...
「レバサシ」は食しませんが、それ以前に「たばこ」販売&喫煙禁止にしたらよいのではないか!

生肉等たべず、ヘビースモーカの私が言うのはおかしいですがネ.
国民の健康安全を、ノタマウのならばそちらが先だろうに!

2012.07.03 | #YOZpHJJE [edit]
管理人 さんのコメント...
>しどさん
マスコミには近年、思うところがたくさんあります。
本来なら知彗と情報で標を示して欲しいのです。

しかし、震災買い占め騒動や放射能パニックでは、
事態を沈静化させるどころか、油を注ぐような結果もありました。

でも、マスコミ不甲斐無し!と罵倒することも出来ません。
なぜなら、報道姿勢を軽薄で下世話なものに歪めてしまうのは、
結局のところ、それを望む我々なんじゃないかという気もしてるからです。

うちのようなサイトでもこんな説教よりは、
どこぞのお肉がデカイという記事を好む人がほとんどでしょう。

目下、日本社会も大変な局面を迎えているわけですが、
そうしたものに向きあう辛くて真剣な報道よりも、
レバ刺し騒ぎに小さな怒りをもやしたい大衆心理。

本当に必要なことを冷静に伝え、大衆を導くという役割は、
むしろ報道をサービスで行う企業が担うべきではないのかもしれません。
2012.07.03 | #- [edit]
管理人 さんのコメント...
>私さん
冷蔵や流通、食情報の発展もあり、
レバ刺しがメジャーになってしまったことも背景ですね。
誰もが気軽に口にできるメニューから、
ごく一部の好きものだけが口にする珍味に戻る必要があるのかもしれません。
肉食国では生肉からビタミンをとっていた頃もありましたが、
その後、次第に廃れていった経緯を考えると、やはりリスク故なのかとも思います。

>さのやなぎさん
この問題に関しては、以前も以後もなく、別々に考えるべきかと。
タバコか・・・きっと、レバ刺しどころの騒ぎじゃないでしょうね。
私のような嫌煙派にとっては、明日にでも禁止して欲しいくらいですが、
直ちに被害が出るもの、ゆるやかに蓄積していくものの差なのでしょうかね?
タバコより早く、鳥刺しがやられるかなとは思いますが。
2012.07.04 | #- [edit]
にっき さんのコメント...
あの日、TVの前で私はただ漠然と
「明日から禁止なのは、レバ刺しが危険だからでしょ?
明日からダメなものが、今日はまだOKなの?」
「賞味期限なんかとは次元が違う話なのに、なんかなぁ~」と思っていただけでした。

百貨店の閉店時の盛り上がり取材なんかと同じ視点で
「レバ刺し食べられるのも、今日が最後、名残を惜しむお客さんで・・・」という報道は
絶対おかしいんだけど、その間違いに鈍感になってました。

ほんまさんが真剣にここまできちんと書いているのを読んで
あちゃぁ~と自分の鈍感さに気づかされました。
レバ刺云々、というより
「なんか変、と思ったらちょっと立ち止まって自分の頭で考えてみろよ、アタシ!」
と、思った次第です。
これだけの長文記事を書くのはエネルギーがいることと思います。
ありがとう!
2012.07.04 | #KRV7CmPk [edit]
ふざけるな さんのコメント...
他人のあげ足とって満足か? あんた評判悪いぞ
2012.07.04 | #- [edit]
管理人 さんのコメント...
>にっきさん
駆け込み騒動は飲食店側、消費者側、
双方において、自己管理の限界を見せてくれたような気がします。
文は長くなりましたが、これでも省いた点が多く、
もとより専門的な議論に足るクオリティでもありません。
ただ、陰謀論に踊らないよう気をつけたいものです。

>ふざけるなさん
まぁね、嫌われても仕方ないかもね。
あてつけになってしまったのではなく、あてつけで書いたからさ。
だって、同じブロガーとして情けないじゃんか!
もっとも、喧嘩腰で言われたことに、そうですねといえる度量の広い人間は多くなく、
むしろ意固地を固めてしまうだけ。説得する意味では下策だよ。
ただ、お前さんも次に記事を書く時は負けないように理論武装するだろ?
その過程で、多少修正されることがあれば、それはそれで成果かもよ。
ま、恨み言なら、某板で盛り上がってくれたまえ。面子もかぶるだろ?
2012.07.04 | #- [edit]
bulk さんのコメント...
実は私、ここ15年ほど、
知人に紹介されて以来の行きつけの焼肉屋さんで、
それはもう数えきれないほどレバ刺しをいただいてきました。

でも、それは無知ゆえのこと。

報道を通じて、
10回に1回は「中った」かもしれなかったのだと知ったときには、
慄然としました
(その店で、刺身を何もいただかなかったときに、
厚切り上タン塩の焼きが甘かったのか、
お腹をこわしたことは1度ありましたが…)。

ただ、それからも、
何事もなかったのはまことに僥倖と実感しつつも、
あの美味が、
ごま油と塩のたれやニンニク醤油のたれにつけて口にふくみ、
ツルンとしたレバーにしゃくしゃくと歯を刻みいれていくうちに
鉄分特有のかすかな苦み、たれ、刻み葱の味が渾然一体となって
口内にひろがる至福のときが、
折にふれ恋しくなっていました。

このたびほんまさんの文章を拝読して、
ようやく、
そうした恋々たる思いをスッパリ断ち切れました。

今後は一切いただきません。

ありがとうございます。


それから、
ふざけるなさんへ。

匿名で、
しかも面識もない一私人相手に「あんた」呼ばわり。
で、「他人」だの、
「あげ足とって満足」だの、
「評判悪い」だのと、
根拠の曖昧な用語の羅列。

やめましょうよ。
大人なんでしょう?
2012.07.04 | #- [edit]
管理人 さんのコメント...
>bulkさん
死人や重症は別ですが、食中毒における軽中の症状は、
病院に行く事も少なく、また診断から漏れてしまうことも多く、
統計の穴になってしまっている現実があるみたいなんですね。
さらに潜伏期間があったりすると、生食由来と自覚することも難しく、
そうですね、実はけっこうアタってたのかもしれませんね。
2012.07.04 | #- [edit]
文才が欲しい さんのコメント...
恰幅 さま

いつも楽しく拝読させていただいてます。
何でこんなすばらしい文章が書けるのだろう。。。と思いながら。

厚労省は「殺菌方法が確立されれば解除を検討する」そうですがその方法は確立されています。
「放射線照射」です。
世界的にこの技術は認められ採用されているのに、日本は医療器具など一部にしか利用されてないのが現状です(食品だとジャガイモの芽潰しとか)。
輸血用の血液だってこの方法で白血球を潰してるのに。。。

厚労省だってわかってると思うのですが、やはり日本人の「放射線アレルギー」が怖いのかなぁ。
騒ぎ立てるマスコミが怖いのかなぁ。

まとまりの無い(関係のない)コメントでゴメンナサイ。
2012.07.07 | #- [edit]
ミサイル超獣 さんのコメント...
10年くらい前に関西の焼肉屋に連れて行ってもらい、初めてレバ刺しを食べました。
店内のテレビに映る番組では浅草のお店の裏メニューの鶏刺しが紹介されていました。
どっちも生で食べられるはずのない品なのに、「新鮮なら大丈夫なんだよ」と言われてそういうものなのか、と驚嘆したものでした。
つまりは、対価を払って料理を頂くことに対する無条件の信頼関係が成り立っていたわけですよね。

が、最近は客も従業員も小ばかにしたような飲食店経営者の発言が目立つようになってそれが揺らいだ世の中になった……と思ってたら、ハナからそんな信頼関係は幻想だったと突きつけられて寝耳に水でした。

でも、日本は世界でも有数の生水、生卵、生魚が安価に供給されている国です。
生食の安全が保証されるためには厳しいルール作りの試行錯誤とがあったと思われます。
肉に関してはそれが怠られていましたが、今後は本格的に手を付けて頂けるよう願いたいところです。

が「今後はレバ刺しでなくレバーという名前でコンロと共に提供させていただきます」とかいうロクでもない宣言をしているお店もあります。
万一食中毒が出た時にそれで店が言い逃れできるとは思いませんが、
モラルのない客が本当に焼き用に提供したレバーを生のまま食べた場合とか難しくなりますね。

最悪の場合、自分で焼く焼肉屋という文化そのものが禁止される可能性もあるわけで…。

取りあえずは、生で食べて中毒起こした場合は、治療は保険適用外とかにしてもいいんじゃないかと思います。
2012.07.07 | #gpPih1yM [edit]
hana さんのコメント...
この際、生卵もサシミも規制してほしい
2012.07.07 | #- [edit]
管理人 さんのコメント...
>文才が欲しいさん
文才か・・・あるといいですね。
実際は非難の対象にしたブロガーの一人に、
根本的な部分すら伝わっていないようなレベルのものです。
放射線殺菌に関しては今後に期待したいですね。時期は最悪ですが。
ただ、食肉業界が管理の向上や新技術の導入に向かうか、
現状維持にして、むしろ提供の抜け道を探るか、
そのあたりはあんまり期待してません。

>ミサイル超獣さん
刺身等、なまじ生食をしてるだけに、
鮮度が良ければ大丈夫という先入観が根付いてしまっていますよね。
それでは不十分であることを認識し直さなければなりません。
日本ならやがて技術で乗り越えることを信じていますが、
リスクを無視せず、直視することが第一歩になります。
今回の騒動を通して、プロである飲食業界も末端レベルになると、
知識も倫理観もまちまちであるということがよく分かりました。
生レバへの対応は今後の店選びの参考にもなるかと思います。
2012.07.07 | #- [edit]
管理人 さんのコメント...
>hanaさん
卵のサルモネラ汚染は0.03%。
一定期間は菌も増殖しないため、それを賞味期限として管理しています。
生卵で食すリスクはかなり小さいと思います。
刺身については、海水由来の腸炎ビブリオ感染が中心でした。
基準を改正して、加工用の水などに対策することで、
発生は激減していると聞いています。
ご参考までに。
2012.07.07 | #- [edit]

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