「ヨコハマ トリエンナーレ 2011」を覗いてきました② - 恰幅の良い彼のblog
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「ヨコハマ トリエンナーレ 2011」を覗いてきました②

さて、だるだるな横浜トリエンナーレレポ。

横浜美術館会場編に続き、
今回は日本郵船海岸通倉庫会場です。

チケットは共通ですが、それぞれ日付スタンプで入場管理しているので、
2つの有料会場を必ずしも同じ日に回る必要はありません。

なんだか11月までやってるらしいので、
暇な時にのんびり見ればいいということです。

ちなみにすぐ近くには犯罪を取り締まる傍で、、
自ら犯罪発生率を押し上げている組織の活動拠点がありますが、
社会の矛盾を鋭くえぐったトリエンナーレのパフォーマンスではないようです。

毎年のことだしな・・・

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もともとガチな倉庫なので、
味のある柱なんかをどのように活かすかがポイントだよね。

荷重表記に合わせて(?)20tもの粘土で作りあげた
デワール&ジッケルも作品は、

桃か・・・

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・・・と思ったら、カバでした。

土台の部分はブーツの跡とかで模様付けられているので、
CSI:気分でメーカーを特定してみてもいいかもしれません。

いいかもしれませんとか書きましたが、
何がいいのか、自分でもさっぱりわかりません。

とりあえず、斜め立ちしたデヴィット・カルーソが、
サングラスを掛けたり外したりする姿を、
週3回も観ると、ゲップが出そうだということです。

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山下麻衣+小林直人の作品。

映像では海辺で陰気に砂鉄を集める兄貴の姿が記録されています。
砂の山のてっペんに突き刺さったスプーンはその砂鉄で作ったのだとか!

普通ならアホだなぁとしか思えない行為も、
アート作品にしてしまえば、こんなにも誇らしく飾ることができるのです。

できたスプーンをペッカペカに磨く作者の表情が目に浮かびます。

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座るとぶしゅーーーっとケムリが出てくる
イェッペ・ハインの作品。

ケムチャージに時間がかかるため、体験は予約制らしいのですが、
ぜひ、出川哲朗なみのリアクションで場を盛り上げてほしいです。

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石鹸にひらがなが書いてあって、
それを自由に並べて楽しむリヴァーネ・ノイエンシュワンダーの知育玩具?

なんか親しみやすいので大人気。
苗字とか、それっぽいアートな言葉を残していく人が多いですね。

妹は目にした人から小笑いを取らねば負けだと、
「たくわん」とか「ぽんかん」とか、必死に並べていたのですが、
兄にはそのセンスが理解できません。

そして「たくあん」です。

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同じく、新型モビルドールのような名前の人による卵。

光にかざすと、卵の中にひらがなが浮かんできます。

どうやって作ったんだろうねぇという技術論で盛り上がるでしょう。

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映像作品も幾つか出品されていますが、
私は瞬間的に善し悪しを判断できない映像アートが超苦手。

作者が勝手に設定した5分なり、10分なりの鑑賞を、観客に期待するなよな!
もっと惹きつける努力をして欲しい!

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みんな真剣に観ているけど
どうオチがつくのか、辛抱強く待っていても、
結局オチがないという、そんなヤオイばっかだよね!

あまりにもつまんないから、自分で適当に解釈を広げて納得した気になってしまう。
そういう双方の自己満足でなりたっている世界だと思います。

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閉じたような展示スペースに飾られた
ヴェルネ・ドーソンの作品。

特になんてこともないんだけど、
この会場の中にこういう絵画があると、むしろ新鮮。

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ソウ・ドン&イン・シウジェン。

この黄色と赤の置き方って、会場によって違うのか。
けっこう自由みたいだね。

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シガリット・ランダウの塩ランプは、
綺麗なので、みんな写真をとって楽しんでいますよね。

私はブログレポの都合もあるのですが、
やっぱ、撮影ができる展覧会って楽しいっす。

ちなみにこれ有刺鉄線に死海の塩を吹きつけて作ったもので、
イスラエルとヨルダンの紛争をテーマに・・・ああ、そうなの。

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ジュン・グエン=ハツシバは皆がマラソンした跡で
被災地へ向けた桜の木を描くというGPS衛星視点の作品。

白いのが走った跡らしいのですが、
道路がないところは花びらを上手く描けないため、
横浜とホーチミンの地図を重ねてうんぬんと手を加えて、
地形とのリンクがパッと見わからんものになってます。

参加した173人でもっと別の元気づけができたのではないか。
まさに第三者が作り、第三者が見るからこその戯言。

とりあえず、皆のマラソン愛はよくわかったので
「ランナーズ」は掲載してあげてください。

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リナ・バネルジーの作品の題名は
「お前を捕まえてやるよ、おじょうちゃん!」

飛んでる頭骨が触手を出しているけど、
上のイソギンチャクっぽいのもガパっと食いそうだよね。

おじょうちゃんはどれのことなんだろ?

私が捕まえるなら逢沢りなちゃんだな!

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1F~3Fまで貫いて展示されている
ヘンリック・ホーカソンの木も存在感があります。

自転車を出すときに庭の植木を倒しちゃった状態を、
大規模にやるとこんな感じ?

作品単体というより、会場の環境をよく演出してくれていますよね。


また、撮影はできませんでしたが、なにかと評判が高い
クリスチャン・マークレーの「The Clock」もこの会場。

古今東西の映画の中から、時計や時間のわかるシーンを抜き、
つなぎあわせたものを上映会場の現実の時間と連動させるという、
キーファ・サザーランドもビックリな試み。

ちゃんと24時間分あるんだそうだよ・・・

当然、訪れる時間によって、内容は全く違ってくるの。
やっぱ始業時間とか、日付の変わる24時とかはドラマの密度が違うんだろうな。

しかし、私が訪れたのは、
世の中になんのイベントないような中途半端な午後で・・・

お茶の間のTVでも韓流しかやっていない、
間怠っこしい時間帯だったのにもかかわらず、
映画の中に分単位でこれだけの元映像があることに感心したわ。

たまに自分の知ってるシーンが出てくるとちょっと嬉しいけど、
実際の抜き出し作業を考えると、それだけでゲンナリしてしまうぜ。
感動というか、探す担当の人っを「よくやりました」って、労ってあげたい作品。

ただ、この映像は他と違って飽きること無く、ずっと見てることもできる。
映画では何気ないシーンでも入魂して撮ってあるんだなということが良くわかるわ。

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どちらも夏休みの週末に行ったからかもしれませんが、
お客さんも思った以上にいて、そんなに悪い印象はないです。

もっとも、作品が見えなかったり、
行列したりすることは、まず無いので、
自分のペースで鑑賞できますよ。

こっちの会場の方がむしろそれっぽい感じかな?

横美で観たトリエンナーレとは
また違ったテイストなので楽しめますね。

単なるサブ会場ではなく、
タメはれるくらいの印象が残りますので、
ぜひ、お忘れなく回ってみてください。

イベント全体を通して、
アートファンにとって、噛みごたえがあるかどうかはわからんけど、
私のような素人が3年に一度観に行く分には十分な値ごろ感。

驚きこそないけど、手堅くまとまっていて、
とっつきやすく、楽しみやすかったように思えるよ。

手近なところでまとめるしかない状況下で、
変なチャレンジをできかったのが、逆に良かったのかもしれないね。

前売りセット券を買ったので、
新港ピアと黄金町もぼちぼち観てこようと思います。

つづく
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9 Comments

さんのコメント...
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2011.09.01 | # [edit]
とも2 さんのコメント...
本旨とはほぼ関係ありませんが…久しぶりにこのフレーズに触れました(笑)
まあ、マニアックだけど自分が正しいと思う世界なのでしょうか?
2011.09.01 | #- [edit]
ろろ さんのコメント...
初めまして。
『自ら犯罪発生率を押し上げている組織の活動拠点があります』
が気になっちゃいましたw

何を指しているのですか?
2011.09.03 | #SFo5/nok [edit]
にっき さんのコメント...
こちらの会場のほうがほんまさんのリポートを見る限り、おもしろそうです。
現代アートって、あまりむずかしく考えずに写真撮ったり、触れたり、遊んだり、するので良いんですよね?(って、誰に確認してるんだか・・・。)
私は卵の中に字が・・・っていうので遊びたい。
会期中に一人でぶらりと行ける休みがあれば、ふらふらとのぞきに行こうかな。
2011.09.04 | #KRV7CmPk [edit]
管理人 さんのコメント...
>秘密さん
そうなんですよ。
そのうち行けばいいやと思ってたらあっという間に終わってしまうもんですよね。
新港ピアはコンセプトはいいのですが、週末だけでももう少し動きがあるといいなぁと思います。
黄金町はやっと本格オープンということで、そろそろのぞきに行ってこようかな。

>とも2さん
唯我独尊でなければ、アーティストなんてやってられないと思いますが、一般鑑賞者は評価者と違って、入り口で帰ってしまうことも多いんだぞってことですね。

>ろろさん
おまわりさんが職務中に立ち寄り先の老人宅から泥棒したり、警備課長がカルト商法の幹部だったり、元警部がバラバラ殺人犯だったり、暴力団対策課員が同僚や課長の机(なぜか大量すぎるビール券が入ってる)から窃盗してたりする等々の事件が起こってるヤミ組織のことですよ。

>にっきさん
現代アートだけではないのですが、作品に触れて、自分が素直に思ったことが唯一の真理だと思います。興味を持ったものを読み解いていく楽しみもありますが、基本的には作者の意図とか、他の権威とかは全然気にする必要がなく、好き放題に楽しめばいいのかなぁと。
2011.09.04 | #- [edit]
Di さんのコメント...
レポートありがとうございますi-261
ヴェルネ・ドーソンの作品の前で写真を私も撮りに
行ってみたいです!!だって大きな3D絵画の主役に
なれる作品みたいだも~ん!v-345

ってグルメは!?続きでかしら?
楽しみに待ってるブーv-16

2011.09.06 | #DCRLeAs. [edit]
管理人 さんのコメント...
撮影できると、作品を題材にいろんな楽しみ方が出来ますね。

グルメは・・・暑くて、全然ネタを仕入れてないんですよ~
2011.09.11 | #- [edit]
おかしいですよね。 さんのコメント...
すごい皮肉ですね(笑)犯罪発生率を上げる組織は人のよさそうな人ばかり職質ばかりしていじめてますし、最近の元組織の人間がやらかしたばらばら殺人は殺人罪なのに傷害致死で罪を軽くして身内には甘やかしがすごいですし(笑)、どうしようもないですね。最近の脱原発デモも日本の普通の人間がやるまじめなデモを過剰に警戒してるのもおかしいです。一般人はカモだから?(笑)
2011.09.16 | #- [edit]
管理人 さんのコメント...
警視庁もそうだけど、本来の犯罪と向き合わず、捕まえやすい犯罪をひねくり作り出して、てっとり早く点数を稼ぐやり方が良しとされてしまう風潮は最悪ですよね。
2011.09.18 | #- [edit]

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