四季劇場[夏]で観た「美女と野獣」 - 恰幅の良い彼のblog
スポンサーリンク

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

四季劇場[夏]で観た「美女と野獣」

こけら落としの「美女と野獣」を観てきたよ。

新劇場「夏」はまさかの大井町に!
北方から押し寄せるオサレを、必死に撃退している京浜下町の最前線!
またもJRの敷地(ごめん、区の土地らしい)し、闇の政治力を見せつけてくれるぜ。

外観は郊外型のカーショップですら顔を赤らめるような掘っ立て。
この地域に骨をうずめる気など毛頭無いよって合理性が眩しいな。

場内も手狭で、最小限のスペースしか確保されていないコンパクト設計。
幕間に観客がちょっと息をつけるスペースなんか無駄だもんね!

舞台は欧米風の幅狭仕様で、客席との距離も近いと思う。
ただ、某浜松町では舞台が大胆に見切れてしまう3階席をねじ込み、
どこのバカが設計したんだと各所から盛大なる顰蹙をかったはずなのに!
この劇場もサイドや2階後方席なんかは、素晴らしく見切れてくれるから注意!

いいかげん立体的な舞台装置を使うってのは分かりきってるだろうに!
とにかく隙間に客席を作って詰め込めばいいというヤクザ商売な!!

100721 020

劇団四季の素晴らしいところはなんといっても経営力。

全国10もの専用劇場で上演を続け、しっかり利益をたたき出すなんてのは、
東宝や宝塚、歌舞伎クラスと比べてもケタ違いの規模なのよ。

どんな作品も上演されなければ、楽しむことは出来ないしな。
各地で高名な作品を上演し続ける四季の価値は燦然と輝いているわけ。

しかし、同時に大きな欠点も抱えているのよ。

ロングラン公演の出来不出来のバラツキを抑えるため、
浅利慶太大大先生の俺様演出に絶対服従を求めるスタイル。

確かにキャストが変わっても、びっくりするほど安定してるの。
10年前のCDとセリフ運びも歌もほとんど変わらないんだぜ!!

でも、気持ち悪いよね。
役者の個性や、アレンジを発揮する機会が無いなんて。
10年間、公演を重ねても全く進化していないということでもあるしな。
音も録音だし、舞台に深みがないもんだから、リピートの足も鈍るわけ。

同じ理由で特定のスターも作らない方針だから、
キャストは当日になるまでわからないような仕組み。
人間すら声を出す装置みたいな扱いでさ、そりゃ役者も辞めたくなるわな。

あとはセリフを聞き取りやすくするための母音法という独特な発声。
「わたしが」を「ああいあ」というように区切り気味に読み上げる奴よ。

これも確かに聞き取りやすいんだけど、セリフの情感やテンポを崩しまくって、
奇怪な違和感を感じることも少なくないだろう。

いつでもどこでもそこそこのお味を提供する鉄血のマニュアル体制。
四季はミュージカルのファミレスって例えがしっくり来るわ。



まぁ作品のフォーマットを楽しむ場として考えればよいと思うの。
そういった見方でも、この「美女と野獣」は十分堪能できるだろう!

ディズニー初の舞台進出作品として、
もう15年近くたったものだけど、魅力は全然色あせてないなぁ。

いかにもアメ公くさいキャラ修正が若干鼻につくけど、
ストーリーは王道で老若男女に広くアピールできる内容。

アラン・メンケン先生の楽曲も実にチャーミングですばらしいぜ!
衣装や装置も、日頃、宝塚のやっつけ舞台に慣れている身には、
眩すぎて直視できねぇくらい作りこんであるし!

正統派のショー場面の他、
当時流行ったイリュージョンもふんだんに盛り込まれていて、
野獣が一瞬で王子に変わっちゃう!みたいな魅せ場も多いのよ。

「オペラ座の怪人」「ライオンキング」なんかと同じで、
観ても絶対に損はしないすばらしいミュージカル作品に仕上がっている。

2度3度とは言わないけど、一生に1度は観に行って欲しいな。()
スポンサーリンク

-7 Comments

ふ゛り@猫は観た さんのコメント...
それに団員の方は、劇団のことを会社、と呼ぶロマンの無さですし、だから何だですが、2度3度とは言わず、1度は見ても良い3次元のリアルな肉体の躍動ではあります。
2010.08.29 | #qbIq4rIg [edit]
管理人 さんのコメント...
生で触れてみると、役者ってのは特殊技能者で、誰でもできるものじゃないんだなぁというのがよく分かりますよね。
ネコは先端を狙いに行った作品だけに、劣化も目立つような気がします。野獣のようなベタな定番は末永く愛されるでしょう。
2010.08.29 | #- [edit]
えび豆 さんのコメント...
いわゆる「ミュージカル」嫌いの人(日本人で)のいうことを聞いてみると、四季風の発声や演技や演出のこと言ってたりね。。
浅利さん、功罪ともにとても大きいと思う。

個人的に衝撃だったのが、彼がインタビューで「我々はアメリカのミュージカルというものをスタディーしたわけです。で、大体わかったと(で、やってみた…と続く)」と言っていたこと!
昔の勤勉な日本人のような!富国強兵!脱亜入欧!ほんまさんのいうフォーマットにつながる発言ですよね~
クリエーターっつーよりビジネスマンっぽい。
2010.08.30 | #- [edit]
みっちゃん さんのコメント...
こんばんは。

 劇団四季は、もう何年前になるのか?
 計算できやせん。猫がいっぱいでるのを見ました。
 
>JRの敷地
 コインパーキングの経営のごとく、土地あそばして
 おいても、日銭が、入らないので、貸しとくか。
 ということでしょうか。見切れ の席もご愛嬌!
 席がせまいのは、歌舞伎座の上の階が、ひどかった。
 ジェットコースターの席のほうが、広く感じました。
 建て直し バンザイ!

>一生に1度は観に行って欲しいな。
 ほんとに、そう思います。二度も三度もは・・・
2010.08.30 | #- [edit]
管理人 さんのコメント...
>えび豆さん
芝居のキモを否定している以上、
浅利氏は本質的に演出家でも芸術家でもないんだと思います。
そんな彼が芝居の内容にまで強いリーダーシップをとりつつ、興行を成功させてしまうのですから、すごいのです。
観客をごまかすつもりは無いのでしょうが、新人OLやママさん立ちをメインターゲットに、メッキのハゲないギリギリのラインを突いてくる合理的なセンスはずば抜けていると思うな。

>みっちゃんさん
制限のある古い建物ならまだ分かりますが、
新しく立てた専用劇場に見切れ席が多数ってどうなのよ!
少なくとも観客第一では無いなと感じますね。
そういうとこはほんとうに嫌。
2010.09.02 | #- [edit]
グヤトーン さんのコメント...
そうなんだよー
出来ちゃたのよー
ブルドックとハピネスと牛八とまえかわのわが街大井町に!
巨大カーショップが!
おれは一度もいかんぞー
2010.09.03 | #wDJkNCt. [edit]
管理人 さんのコメント...
我々、しょぼくれたオッサンこそ、
夢々しい舞台に心を洗われなければならないのですよ。
牛八で得体のしれない流動物を流し込んでる場合じゃないんですよ!
2010.09.04 | #- [edit]

コメントを送る



管理者にだけ表示を許可する

該当の記事は見つかりませんでした。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。