なーんてね 「告白」がヤッベェ! - 恰幅の良い彼のblog
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なーんてね 「告白」がヤッベェ!

鬼才、中島哲也監督が、その鬼っぷりを遺憾なく発揮させた作品。
おそらく本年度ナンバーワンなんじゃなかろうか。

前作のパコでは、どこか腰が落ち着かなかったけど、
こういう路線だと、ほんとイキイキしちゃうよな、哲也は!

終業式のHRで、女教師が自分の娘の死は殺人だった事、
そして、その犯人がクラスの中にいることを語りだす・・・

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犯人探しで引っ張るわけではなく、
事件の概要は犯人が誰であるかも含め、冒頭で全て語られてしまうの。

女教師が学校を去り、生徒たちのその後が描かれるのと並行して、
関係者の告白が挟まれていき、事件の様相も2重、3重と厚みを増していく。

実に上手い作りのお話なのよ。

ただ、映像的には身も蓋もないシーンの連続。
家族連れはもとより、デートなんかには全然向かないから!
誰一人救われないし、観た後はショックというか、疲れというか、ハンパねぇわ!

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結局、どんなことを表現したい映画なのか、
直後はよくわからなかったんだけど、こうしてかなり時間を経てから思うと

主要人物は全員、特定の誰かとのつながりを切望している点、
それ以外の対人コミニケーションがかなり希薄であるという背景、
そして、唯一のつながりが衝撃的に切られてしまう後の、
激しい慟哭、怒り、狂気みたいな反応をそれぞれの末路で表してるのかなと。

一応、女教師の復讐を主軸にしてるけど、それすら群像の一つなんだなぁと思う。

その上で、ぬくもりって奴を・・・
いや、そうスムーズにはつながっていかないほど、過剰な映像攻撃よ。

同じお話も映像でいちいち具現化してしまうと、
しかも、切れ味抜群に描かれてしまうとたまらんぜ~
本で読みながら、拙い想像で毒を薄めつつ楽しむくらいが丁度いい作品かもな!

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役者もみんな熱演してる!

主役は幸薄げな木村多江や、寺島しのぶ的なオールドミスの方がより怖かったかも。
つーか、全員が白塗り市川崑メイクでやってもいいくらい。

松さんはどこか不幸や追い詰められた状態に似合わない印象なんだけど、
それでも、最後のワンシーンの迫力はとんでもなかったわ!
最高の演技だったわ!それだけ観に行ってもいいくらい。

子役達もみんな頑張ってるよ。
少年Bの牛乳の時の表情なんか絶妙じゃん!
ただ、作品の設定が高すぎるので、そこに追いつくのはちょいキツイかも。

特に少年Aは終盤まで実は何事にも動じていなかったモンスターなんだが、
唯一の弱点が付かれた時の脆く崩れる様とのギャップ、落差が分かりづらかったわ。
まぁ、しょうがねーよな。こればっかは。

とりあえず、すごい映画であることは確実なんだけど、
内容が内容だけに、万人にオススメできないところでもある。

耐性のある人や、好きな人は今からでも走って観に行くべきよ!
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3 Comments

maruto082 さんのコメント...
見てみたいな と思ってるナンバーワン作品です。

観たあとに ダルくなるような映画って 嫌いじゃないんですw
2010.07.06 | #dNm2mw72 [edit]
チップスター さんのコメント...
原作も読んだんですけど、
映画も読後感(?)が悪かったですね。
でも、それも良かったです。

映画じゃなくて小説の方に
少年Aの母と、女教師の子の告白が
追加されてたら、どんな話になったんだろう?
と思ったりもします。
2010.07.06 | #- [edit]
管理人 さんのコメント...
>maruto082さん
最近は上映スパンも短くなってきているので、お早めに。
大画面の迫力で、バッチリ疲れてきてください!

>チップスターさん
Aの母は研究と尊敬する夫を得て、満たされているし、
幼女はああいう告白をする内容が無いんじゃないかな?
私的には少女Aの周辺がもっと描かれていると良かったなぁ。
おそらく彼女の家庭にも深刻な問題があるんだろうし、
ルナシーとの関連も含め、ちょっと言葉が足りなかったような。
2010.07.07 | #- [edit]

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