宝塚星組「ハプスブルクの宝剣/BOLERO」の感想 - 恰幅の良い彼のblog
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宝塚星組「ハプスブルクの宝剣/BOLERO」の感想

久々の宝塚。星組を観に行ってきました。

劇は藤本ひとみの小説が原作。

ユダヤ社会を追われた男が、過去を捨て、
ハプスブルク家の懐刀として戦国を駆けるお話。

ユダヤ教の熱心な信者である主人公が、キリスト教に改宗までして、
ユダヤの迫害者である貴族側について戦うっつー部分。

オーストリア継承戦争でのハプスブルク大ピンチ。

昔の恋人にマリア・テレジアがクリソツで、
ユダヤ人として軽蔑されながらも、尽くしちゃうとこ。

厚い友情を結んだ国王との三角関係・・・

お話はいろいろ複雑で、たぶん小説は面白いんだろうなぁと思う。

しかし、舞台においては、
主人公が「オレっち居場所が無ぇ・・・」みたいな嘆き節で、
終始ウジウジしてるだけなので、山場も全く盛り上がらない感じ。
宗教や民族のテーマに下手に手を出してみても染みてこないな。

やはり、2時間では語りきれない背景があるわけで、
時系列よりも、むしろハプスブルクの章を主筋にして、
謎のダークヒーローの過去が次第に明かされていく流れのほうが良かったのでは?

「エリザベート」のリーヴァイが主題歌を提供していてそれっぽいが、
2匹目のどじょうには到底なれそうにない仕上がりだ。

100309.jpg

ショーはボレロをテーマに・・・

してねぇし!

主題歌だけじゃんか!草野め、やっつけやがったな!

中身はジャズ、フラメンコ、民族舞踊等々のお国巡りもので、
これがまた既視感たっぷりのベッタベタ。

何の新味も無い・・・いや
「僕は白い鳩を拾った・・・君に愛の花が咲いた」みたいな
昭和パンタロン達でさえ音読をためらうような白痴ポエムが、
随所に散りばめられていて、観客もすんごく恥ずかしかった。


トップコンビに関しては可もなく不可もなくって感じ。

なんだか、組子も誰が誰やらなので、
組長やゆず長あたりの顔を見ると落ち着く・・・

無難だけど、今回はあんまオススメできないかな。
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5 Comments

ふ゛り さんのコメント...
辛口な。
私は宝塚は未経験ですが、このお題。思うに中世ヨーロッパな演者の出で立ちだけでも楽しめませんか?

私なんぞが観たら、おぉ凛々しい!おぉ美しい!でホロ酔いになれそうな気がするのですが。
2010.03.09 | #qbIq4rIg [edit]
アリーマ さんのコメント...
この原作、少女漫画的すぎるところはあるものの、ワタシは結構好きです。舞台におさめるには
2010.03.10 | #JCsnZ.CI [edit]
アリーマ さんのコメント...
(ゴメン、膝の上の猫が突然キーボードのENTERを叩きよりました・・・)
舞台におさめるにはちょっと話がややこしかったか?

ベルばら系の少女漫画的歴史ロマンは、やっぱり宝塚と相性がいいんだなあ。

しかし、オトコの身であの観客席に身を置けるなんて、ほんまさんてすごい・・・ワタシは想像しただけで全身鳥肌立ちそうです。行ったことないんだけどさ。ゴメン。
2010.03.10 | #- [edit]
ノブマユ さんのコメント...
ん~、当日券目当てで行こうかと迷ってましたが・・・
イマイチだったんですね(><)
暇だったら、見に行って見ます♪

前回の「カサブランカ」良かったですよ。
ひさびさに宝塚見たんですが、とってもオシャレに
仕上がっていて・・・。
小池先生と正塚先生の演出は今風で好きなんですがねぇ。
2010.03.11 | #- [edit]
管理人 さんのコメント...
>ぶりさん
まさに楽しみどころはその部分のみですね。
多くのヅカファンは特定のスターが目当てだったりするので、その人が輝くかどうかで出来を判断したり、見方も様々。
私は贔屓の役者もあらかた退団しまっているので、作品自体を俯瞰して見てしまいます。ミュージカルは他団体の作品と比べると独特な様式もあり、やや安く、どうしても減点式になってしまうのかな。

>アリーマさん
宝塚で中世貴族ものが映えるというのは確かなのですが、
やはり「ベルばら」のハマリ具合や出来は別格なんですよ。
近年では「エリザベート」があたりましたが、
宝塚オリジナルで全ての要素がしっくり来るのは稀有ですね。
本場宝塚だと男性客もかなり多いのですが、東京は少ないですね~。やはり文化的な定着が薄いんでしょうね。

>ノブマユさん
小池、正塚両先生は手堅いですよね。
座付き演出家の良し悪しなのかなぁと思います。
最近は「観たい」と思って手配するのではなく、たまたま手に入ったものを観ているので、なんとなく好みに合わないのかもしれません。
2010.03.13 | #- [edit]

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