恰幅の良い彼のblog

どうしたらいい?

買い物から帰ってきた耳順の母は、
鏡の前で早速のファッションショーを開催中。

紫ラメ光る「Hybridize new Culture」というサイケなロゴ入りパーカーや
各色のペンキを豪快に塗りたくったような柄のタンクトップを!
そのまま着たら乳首丸出しなダルいタンクトップを!
お前はどこの兵藤ゆきなんだってタンクトップを!

「超オシャレ!!」とドヤ顔。

美容院から帰ってきた妹は、またしても大枚をはたいた、
しかし、1週間もった試しが無い縮毛矯正にご満悦状態で
イケメンたちが新体操をするドラマをガン見している。

ちなみに今夜は部員の男子が新入部員の男子に恋をして、
自分の気持を抑えられず、部から去っていく話とのこと・・・
教師が一見してEXILE。脈絡なくメンズの入浴シーンもあり。

やはり、還暦間近な父は、
久方ぶりに食卓に上がったケンタッキーにかぶりつき、

「旨し!」

と障子が震えるほどキレのある叫びを発する。

彼は食後しばらくすると冷蔵庫に向かい、猟犬並の嗅覚で、
あえてデザートに出さなかったスィーツを探し当てるだろう・・・

もはや為す術なく、傍観するしかない私なのである。

緑色のトラウマ

ロハスな皆さんの中には
家庭菜園などに憧れる方もいらっしゃるかもしれません。

太陽や土と語らいながら、
季節の野菜を育て、採れたての旬をいただく。

ああ、なんたる贅沢。
なんたるマクロビオティック。
体内がみるみるデトックスされて・・・

・・・甘いわっ!

今夜はそんなオリーブ臭過剰なエコ幻想をたたっ壊したいと思います!


うちの両親が暇つぶしに小さな菜園を借りて幾年月・・・

横浜が世界に誇る「サカタのタネ」のすばらしきバイオ技術と、
基礎の土を作ってくれた地主さん、「やさいの時間」のデヴ講師おかげで、
何の素養も無い都市生活者でも、沢山の野菜を作ることが出来ました。

たしかに鮮度が良い野菜はおいしい!

でも、決して良いことばかりじゃない!
むしろ厄介の方が多いから!


まずね、採れた野菜は猛烈に泥だらけ!

真冬のしばれる冷水に手を浸しながら、
たわしでゴシゴシと落ちない泥を洗うだけでも一仕事なんだよ!

おしんじゃあるまいし!ヤオハンだって潰れるわ!

ああ、チンゲンサイの丸っこい根元に入りこんだ土がとれねぇ!
台所の床がいっつもジャリジャリしてる!

土と語らうってのはな、実のところ、こういう事なんだよ!
「ふざけんなっ」ってのが、語りかける台詞!


そして、旬のお野菜ね・・・
確かに旬の野菜が食えるでしょうよ・・・

・・・嫌というほどな!

白菜が一度に20玉とかできるのを
核家族がどうやって処理すればいいんだ!なす術もねぇ!

熟れてきたプチトマトを優雅につまみながら、
夏野菜にハサミを・・・なんて甘い甘い!

バケツレベルで採れるトマトを来る日も来る日も食べ続け、
その上、トマトソースにして、ドライトマトにして、ピクルスに漬ける、
トマトソースにして、ドライトマトにして・・・

太ってはいても、私はイタリアのマンマじゃねーんだぞ!
きゅうりやナスばっかかじって、鈴虫じゃねーんだぞ!

セロリとかもさ、例の茎が一株にどのくらいついてると思うよ?
そもそもセロリってさ、役名がつかないくらいの端役者だろ・・・
一本でいいんだよ!それも毎週見たくないくらい!

なんだか漬物ばっかし漬けてる気がするし!


そんなわけで大量に採れた野菜達を、
冷蔵庫でギュウギュウにストックしながら、
古いものから順に処理していくと、

もう・・・新鮮でも何でもなくなってくる罠!

また、ちょっとでも収穫時期が遅れると
繊細な水菜なんかはやけにごん太に育って・・・
私はこれを鬼水菜と呼んでいるのですが、
これまた非常にたくましく口に触るのよ!

出来がイマイチでも、決して捨てられない!
自分ちで作ったもんだから!捨てられない!

楽しみというか、むしろ苦行の日々なのよ。


無農薬だと、虫も多いんだぜ・・・
はっぱに虫食いがあるとかそういう話じゃねーの。
野菜の泥落としや保存処理をするときに、
太いブニュッとした何か(見たくない!)をつかんでしまうことも多々。
大根の中にダンゴ虫の巣があったりな!もう、どうよ!

細かいウニョウニョは
どんなにか洗ってもレタスやらのヒダに隠れていたり・・・
あえて深く考えないようにしているのだが
良質なタンパク源として、否応なく口に入ってしまっているだろう!


労力は抜きにしても、金銭的にも決して安くはないと思う。
タネからならまだしも、苗を買うものはほぼ市価とトントン。
第一、奴らってば、高速乗って耕しに行くんだぜ!


今ね、しみじみと思うのよ。
必要な野菜を必要なときに必要な分だけ買うすばらしさを!

スーパー、バンザイ!流通網バンザイ!
綺麗に下処理された野菜バンザイ!
ちょうど一食分くらいの小分け売りバンザイ!

常に合格点以上の野菜を作ってくれる
プロのお百姓さん、ほんとにありがとう!!

逆に現代社会のありがたさを痛感するようになったわ。


ちなみにどこの素人畑でも過剰に収穫された野菜を、
他の誰かに配りたくてたまらないご様子。

気を抜くと畑内で押し付け合いになるから、
気配を感じたら、皆サッと視線を逃がすらしい。

近くを散歩した際は是非彼らに話しかけて、
遠慮なく野菜をもらってあげて欲しい!

あと、ご近所が配るちょっとイマイチな自家製野菜も
我慢してもらってあげて欲しい!


最後に「やさいの時間」のテーマソングの冒頭で、
「や~さいに気持ちを聞いてみよ♪」というフレーズがあるのですが、

答えは多分「食べられたくない、ほっといてくれ」だと思う。

お前が言うか!?

共に老齢に達したうちの父と母。

”近頃の若者”に対するカルチャーギャップを
日々強く感じるようになっています。

先日も母は車窓から腰パン姿のヒップでホップな高校生を目撃し、
「今の見た!パンツも丸出しで!どうなのって思うわ!」と興奮口調。

運転する父も「ありゃ、みっともないな!理解できないな!」
と険しい表情で応じています。

目的地に到着して、車を降りる両親。

仲良く並んで歩く二人に、私も急いで後から続きますよ。

父のパンツのアメリカンな縞々を見ながら・・・


皆さんはご存知でしょうか?

デヴは長く椅子に座ると、ズボンが引きづられ、
常々パンツの上部がはみ出しやすいことを・・・

ナチュラルボーン腰穿き。

理解は出来ずとも、時代を先取っているよ、父さん!

そして母さん、どこで買ったの、そのサイケな柄の服は・・・

南区のグルメ一家

その日、私が食卓に着くと、
親父様が湯気を立てる大皿をつつきながら、なにやら言ってます。

「なぁ、あのさ、このさ・・・」

んん?どしたの?
スパイスのセロリシードがきつかったかい?

「この・・何?・・うどん?・・じゃねぇのか、えっと・・・」

うどん?

うどん?

今、奴は”うどん”て言ったのか??!!!


さすがに妹が噴き気味にツッコミますよ。

「ちょっと、いい加減にしてよ!これはフェ・・・フォ・・・だよね!兄さん」

リングイネだよっ!

お前は無駄にキリっとした顔をこっちに向けるな!


私はスパゲッティが大好きです。
大好きだけに、外でチマチマ食べるのはまだるっこしく、
丼に盛り々々にした自作パスタが頻繁に食卓に上がっているわけです。

この日もミートソース、イタ公が言うところのラグー・ボロネーゼを、
前日から丁寧に仕込んで、家族に振舞っていた所でした。

しかし、この期に及んで「リングイネ=平打ちうどん」という
文明開化の日本人さながらの反応を目の当たりにするとは・・・

「まんがはじめて物語」かっ!助けて!モグタン!


よく、ほんまさんちは普段からいいもの食べてそう、
とか言っていただけることがありますが・・・

えぇえぇ、我が家の食文化レベルはこんなもんですよ。

そんな私の駄感想に振り回されている皆さん、ザマーミロ!

Mr.ハロー効果

以前、近所で名ばかりの薬膳中華をいただいた時のこと。

翌朝、父はさわやかな笑顔で皆に語っていました。

「やっぱ、薬膳てすごいな!今日は肌がツルツルだ!」

ちなみに、この場合「薬膳=肉が大豆肉」ということだったのですが・・・
一体どういう仕組みで肌がツルツルになるのでしょうか。

「おしっこもなんだか薬臭かったな!」

・・・病院に行ってくれ!
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