恰幅の良い彼のblog
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「We Are X」を観てきたよ

「X JAPAN」の映画を観てきました。

世の中にはいるんですね、よりによって24時から始まるレイトショーを観る人が!それも特にファンでもないバンドのドキュメンタリーを観ちゃうような、おかしな人が!そんでもって、終電無いから、クソ寒い夜中にトボトボ歩いて帰る情けなさ!

でも、漫画を読んだことも無いのに劇場版「X -エックス-」を観に行って、ホントわけわかんなくて、ただエンディングの「Forever Love」だけが良かった世代としては、一般教養としておさらいしておかなきゃ!359542_004.jpg
映画は2014年にマディソン・スクエア・ガーデンで行われたコンサートの準備風景を軸に、そこへ至るまでの平坦ではない軌跡が描かれています。

かつて、言語の壁を打ち破れずに挫折した海外進出。それを再び成し遂げるみたいなことも語っていましたが、映画は海外市場へのプロモーションを背負っているのかな。

特に日本のファンが新しく知るようなネタは描かれてなさそうなので、入門編にはwikでも読んでた方が余程良さそうです。

映画に挟み込まれる当時の報道やらの素材映像はYoshikiが個人で撮りためていたものらしく、懐かしさはありますが、正直、スクリーンに引き伸ばして耐えうるクオリティではありません。せいぜいDVDで観るくらいがちょうど良いのかもしれんよ。

むしろ、ライブ自体を振り返り上演してくれた方が、うれしかった気がするな!
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メンバーそれぞれが傷や痛みを背負う様。
周囲に死の香りを漂わせた悲劇のバンドと、その再生というテーマで描かれます。まぁ、一番分かりやすい部分に食いついた感じかな。

欧米のバンドなら、ここに宗教がからんでくるので、しっくり梱包もできるんだろうけど、果たして、このキャラ、この切り口で本当に理解、拡販がなされるのか。本来はもっと多彩な魅力もあるバンドなので、もったいない気もしますね。

また、その路線だと、平日の野毛で飲んでそうなPataさんがまったく馴染んでいかないので、映画でもほとんど出番がありませんよ!Pataさん、大好き!

なお、Heathさんはどこに出ていたのかも思い出せません。
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ドキュメント作品としては、勘所に踏み込んでないし、実像に迫ってないし、ネタの面白さや重さに対して、ちょっと薄っぺらい気がします。監督が対象へ強い関心を抱いて撮ったわけではないんだなぁということが分かります。

ただ、Toshiさんが、洗脳カルトに違和感を抱き始めたきっかけや、Yoshikiとの食事で他愛もない昔話をしたことが、自分を取り戻せる大きな契機となったことが、ちょこっと語られていたとこは、なるほどと思いました。

インタビューに関しては、何故か出てくるスタン・リー御大の他、受け答えがやたら達者な海外勢に対し、日本人のつまらなさよ!

唯一、面白かったのは、初対面のYoshikiの放つ殺気に彼の白いシャツへ血が滴たりおちているかのような幻覚を見たんだ!確かに見た!と語るソニーミュージックの担当者な。彼はファンを大切にしたhideさんの逸話を、泣いちゃうから語れないと言うのです。

そこは語れよ!インタビューなんだから!
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なんだかんだいってYoshikiさんはスゲーカリスマだなと思った。

LA在住。スポーツカーでさっそうと現れ、去っていく、その姿。
よく分からんけど、心身を削りながら打ち込んでいるような感じ。演奏後に倒れ、舞台を這うお約束!

でも、米国の医者からは言うほど深刻に扱われず、お前の演奏法は無駄が多いんだと説教食らっちゃうとことか!コートの片袖が妙に上がっていてサポーターがバッチリアピールできてるとことか。弱い弱い言われつつ、結構、達者にやってるとことか。

Toshiと昔話をする際のあまりにフツーな林佳樹の表情も新鮮だったけど、繊細で破滅的なXのYoshikiを意識的に演じているわけではなく、場に応じてナチュラルに切り替わってる感じなんだよ。やっぱ、アーティストなり、パフォーマーとしての天性があるんだろうなと感じます。

あと、楽曲やパフォーマンスは最高です!!
復帰後のToshiは歌が良くなっているし、色々落ち着いてバンドの仕上がりの状態はむしろ良くなってるんじゃないかとすら思ったわ。ファンじゃないけど、CDは欲しくちゃったもん。
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↑この柄の入場特典缶バッチが欲しかったのに、ハズレたよ!

「ラ・ラ・ランド」を観てきたよ

ゴールデングローブ賞では史上最高の7部門を受賞!

アカデミー賞も13部門でノミネートされ、受賞も確実と煽られた挙句、最後の最後で「やっぱ間違い。すんまそん」というドタバタ悲喜劇まで提供してくれた春一番の話題作であります。


私だったら、一ヶ月は石のような顔のまま、涙も声も出ないとこだよ!


そして担当者を一人ずつ消していくことに、以後の一生を捧げることを決意するよ!ラッセル・クロウばりに素手で殺してやるからね!


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なにやら樹木希林のような題名ですが、な、な、なんと、"La-La-Land"はすなわちハリウッドを擁する聖地ロスアンジェルスのことなのであります。


数多のドリーマー人が集い、その才能と狂気によって、エンタメの新たな境地を切り開く一方で、むなしく夢破れて去っていく人も多い、クソほど家賃が高い街。


そんなLAを舞台に、ジャズのための店を持ちたいピアニストと女優になりたいウェイトレスが、出会って、くっついて、いろいろままならなくて、夢は?二人の関係はどうなるの?っつーお話ですよ。


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古き良きミュージカル映画、名作キネマ、ジャズなどへの賛歌、オマージュ満載な作りになっています。全く知らなくても楽しめますが、知っていればもっと楽しめることでしょう。私なぞはごく一部しか分かりませんが、アカデミーの方々や映画好きの方にはたまらないんだろうなぁと思います。


かつての素晴らしき文化が、ただ老人の慰みとなり、廃れつつある現状を憂い、なんとかしなければ、もがくような気持ちは「セッション」からの引き続き。とりあえず「ジャズは死んだ」的なセリフは私も日常的に使っていかねばならんと思ってます。カッコつけに。


ミュージカル映画ということなのですが、構成は偏っており、歌やダンスが楽しめるのは前半と終盤のちょこっとだけなのよ。だから、そこからつまんだCMから映画をイメージすると、ちょっと違和感あるかもね。


哀愁のカサブランカを漂わせたい気持ちも分かるの。でも、色々欲張らず、ミュージカルに徹してくれていた方が楽しかったかもな。特に宝塚歌劇に毒された私としては、フィナーレを短いifの中に閉じ込めるのではなく、物語をほろ苦く締めた上で、デュエットダンスからのパレード、総踊りで締めてほしかったです。


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よくよく観てみると、歌やダンスがいまいちという評もありますが、十分良かったですよ。それに加えて、ライアン・ゴズリングはあのピアノを3ヶ月で身につけたってことで、ホントすごいっす。


音楽は間違いなく、すばらしいので、サントラは買い一択です!


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前半衣装の鮮やかな色彩も良かったです。


エマ・ストーンは顔のパーツがデカいので、演技が分かりやすいよね。とても魅力的に演じていましたが、とりあえず女優、そして女という生き物は信じちゃいけないと思いました(非モテ目線)


「ドクター・ストレンジ」を観てきたよ

貧乏性の私は映画を観る前に金券屋に寄ることが多いのですが、いざ劇場についてみたら、割引日だったり、そもそも次回がレイトショーだったりで、無駄にしてしまうこともあります。

観たい作品は何も無いんだけど、鑑賞券期限が迫っている中で、どの映画を選ぶべきか。

とりあえず歯医者にはなっておくけど、歌もやりたいなと悩むGReeeeN達をドラマチックに描いた「キセキ-あの日のソビト」なのか。私も同様の軽さで悩みましたが、今回は手堅く選んでみました。

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不注意事故で両手が動かなくなった天才外科医が、救いを求めてカトマンズに詣でたら、あらビックリ、魔術師になっちゃったお話です。欧米の創作者は中央アジアに夢見すぎなんだよな!

マーベル映画の基本として、人生の転落からヒーローとして立ち上がり、スタンリーのカメオ出演を横目に、実力を蓄えつつ、キチガイ相手の初戦をかろうじて制した後、次の戦いに身構えるラストで、何の間違いようもありません。

でも、イマイチでしたね。

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見どころは2つあって、まずはなんといっても、主演のイタチ顔。お風呂の中でした屁のような響きで知られるベネディクト・カンバーバッチ氏の魅力です。大傑作の「SHERLOCK」で、私も大ファンになりましたが、今作では壮年の凛々しさみたいな表情も垣間見えて、新鮮でかっこよかったです。

主人公は有能で勤勉だけど高慢なキャラということで、アイアン社長と丸かぶります。ただ、愛嬌という部分で劣りますし、人物描写が中途半端で、いまいち腰が座りません。役者の存在感でもって、なんとか支えてる感じです。

もう1つのポイントはめくるめく魔法シーンであるわけですが、最大のスペクタクルシーンに浮かぶのが驚きよりも、某インセプションでみたなぁという感慨だもんなぁ。そもそも世界をグルグルさせて、相手の足場が悪くなるだけって、どうなのよって思うの!多次元世界や強大なボスもLSDちっくで、洋楽ジャケばりにダサいしな。特に独創性が求められる作品でもないはずなんだけど、とにかくセンスを感じません。

お話もなぁ、単純な割にうまく整理誘導されてない感じで、順を追って積み重なっていきません。お師さんの呪縛や背景みたいなもんがよく分からんし、自己中のドクターがヒーローとして自覚を得ていく部分もはっきりしないです。一見、トンチをきかせた風なボスとの決着もアホらしくて呆れるし。敵役のレクター博士もそりゃ無念だろうな。

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エンドロールの中間にアベンジャーズ的なからみの予告と、最後に続編の予感を匂わせますが、次の相手がどうでもいいようなサブキャラなので、まったく盛り上がりませんね。

やはり「キセキ-あの日のソビト」を観るべきだったのかも。

そしてGReeeeNと東映に大声で叫びたい。「知るか!!!」と。
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