恰幅の良い彼のblog

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ご愛読ありがとうございました

当「恰幅の良い彼blog」は更新を停止いたします。

今後は「恰幅の良い彼の横浜B級グルメ:https://taputapu.info/」でお会いしましょう。

2005年からのご愛読、ありがとうございました。
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ハイローはガチなので、今からでも観るべし!

EXILEが大嫌いという人がいますよね。

私です。

文系運動音痴として日陰を歩いてきた身には、あのヤンキー文化は馴染まない。
 六本木臭ぇ男達が徒党を組んで踊る様、とにかく先輩が偉いんだという上下関係、高すぎるオリジナルジャージ・・・ 

ステージはまぁともかく、調子に乗って演技方面に進出してくるのはマヂ勘弁と思っていたのです。 

しかし、huluがしつこく推してくるもんだから、彼らの総合エンタメプロジェクトである「HiGH&LOW」を試しに観てみたわけですよ。

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これがすごかった!! 

嘘でしょと思うくらいの大人数を投入したアクションシーンが超豪華!! 
30分の深夜ドラマなのに、映画何本分か!と思うほどのスペクタクルが用意されているのです。

単に規模がでかいというだけでなく、各チームごとにアクションにきっちり性格をつけ、アイデアと工夫が盛り込まれた映像になっているので、アクションファンはまず必見なのよ。 

つか、現時点で日本のアクション現場の最高峰はこのハイローで間違いないんじゃなかろうか。 

ストーリーは、かつて伝説のチームが仕切っていたシマが5つに分裂して、背後で暗躍するヤクザとともに、抗争を繰り広げる内容。

ケンカとバイク、ダチとスケ。まさに群馬あたりの旧車会に響きそうなテイストなんだけど、ゆるい設定と、やたら増えてくるキャラクターをそれぞれ活かしながら、なかなか上手いこと取りまとめているなと思うのです。

 配役に関してはEXILE TRIBE内の上下関係がかっちり反映されており、正直、力不足が否めないキャラがゴリ押されてもいるのです。具体的には主役のコブラとか、琥珀さんとか、琥珀さんとか。

でも、各チームの頭には注目の若手俳優、ヤクザにはベテランの実力派を招聘。また脇を固める劇団EXILE系の役者がなかなかに達者なので、容易に崩れません。

「HiGH&LOW」は思いの外、ガチだったのです。

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とにかくドラマのシーズン1から観てほしい!

続くドラマのシーズン2は、重要なエピソードもあるのだけど、映画1のついでに撮影した関係で、回想や使い回しがやたら多い雑な作りでした。ここまで観て、とうとう息切れかと思ったわ。

今夏にhuluで、ドラマから繋がる映画の1を鑑賞。
これは近年の邦画の枠には収まらない豪華な作りでしたね。
あまりに盛りだくさんすぎて、上手いこと構成編集できず、アクションシーンを中心にやや冗長になってしまったこと。闇落ちしたカリスマを演じるAKIRA氏が大根を通り過ぎてもはや芋、ミスターポテトヘッドにしか見えないことが不満でしたが、大いに堪能させていただきました。 

続く映画1.5は「ゼロレンジコンバット」という単語だけかな。
雨宮兄弟の戦闘シーンやバイクのチェイスなど、見どころもありますが、数押しの集団戦が無くなった分、通常の映画の枠で演技やストーリーを問われてしまう気がします。
また、日テレが視聴層を馬鹿にしまくったナレーションをつけて、更に価値が落ちましたな。

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そして、先ごろ公開された「HiGH&LOW THE MOVIE 2 END OF SKY

これは最高でしたよ!!

EXILEのくせに!前二作に感じた不満をきっちり修正してるの!
AKIRAがしゃしゃらない分、むしろかっこよくも見えるところが恐ろしい!

スケジュールの関係なのか、スモーキーさんが全然出てこないのが、唯一残念なところですが。この上、新たなる勢力やキャラクターがバンバンぶち込まれ、話が破綻せず、それぞれをちゃんと活かしきれているのが、本当にすごいです。映画の中で退屈する時間もありません。

アクションもさらに気合が入っていましたね。
確かにいつか観たようなリスペクトシーンも多いのですが、むしろ邦画のガチなアクションにおいて、ここまでコピーできたことが立派だし、あの規模の集団を動かした絵面は他では決して観ることは出来ないでしょう。

これは必見の映画としてオススメできます。
EXILEだからという理由で観ないのはもったいないですよ!

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前に「ヤベェ」「すげぇ」「テンション上げて」などと具体的な話が何一つ出てこないLDHの企画会議を馬鹿にした記事を読みましたが、案外それでよかったのかもしれん。

ろくでもないマーケティングやプロモーションを積み上げ、作る前から窮屈な枠組が決まってしまっている従来のものづくりではこうはいかなかったと思います。

目指す方向性と大枠を示し、細部に口を挟まないというリーダーシップの基本を、HIROさんは肌で会得してるのかもなと感じます。

もっとも、海外投資とか、飲食、不動産だったらご多分に漏れず、身ぐるみ剥がされていたのかも。

無知、無見識ゆえの丸投げと豊富な資金が、現場のやる気と上手いこと噛み合った奇跡。
アクション映画という斜陽ジャンルで、大阪城に集う浪人衆みたいな人々に託されたから、こういう風に後に残るものが生まれたんだよな。

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またも轢かれる九十九さんが好き!

タバコ吸いながらスルーかと思いきや、追っかけフロントガラス突き破りのシーンは最高だよね!

「横浜学 ~横浜とみどり~」の感想

関東学院大学と横浜ウォーカーのコラボ講座「横浜学」

第24回目のテーマは”横浜とみどり”

「全国都市緑化よこはまフェア」の開催に合わせた話題だと思います。
最近の横浜学は歴史だけでなく、横浜の現在や未来を窺える話題も増えてきており、興味深いですよね。

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一人目の講師は関学経済学部の教授。
自らも制定に関わった横浜みどり税についてのお話です。

1970年代の横浜は緑被率が50%あり、港と緑の調和する都市であった。しかし、開発が進むにつれ、80年代には40%、そして2009年には30%まで緑の割合が減ってしまっている状況。

これになんとか歯止めをかけたいということで「横浜みどりアップ計画」が策定される。その税源として導入されたのが横浜みどり税。

年間約25億円の費用について、企業から市民税に+9%、市民は+900円の徴収で賄う形。5カ年の期間限定で計画された税だったが、さらに延長し、現在はその第2期目に当たる。効果が評価されているので、やがては一般税化していかねばならないだろう。

第1期の成果として、地主が維持できなくなった山林の買い取りが64.5ha、地主所有のまま、保全林の指定を行った分が500ha。その他、農地の保全や公演等の緑化に使用された。

保全林に関しては、維持管理のため、市からお金や人のサポートが受けられる仕組みで、まずはこれに登録してもらうことで、地域ぐるみのサポートやいざという時の取得に繋がっていくため、非常に重要。

施策は新たに緑を増やすというより、今ある緑をいかに残していくかということに重点が置かれており、風景は大きく変わらないため、目に見える効果としては認識しづらいかもしれない。

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2人目に講師は里山NPOの方。
お話は里山の保全活動についてです。

横浜には原生林は殆ど残っておらず、現在残っている林は人の手が入ったもの。

里山はもともと人家の裏山というような意味で、かつては近隣に暮らす人々に管理され、人と自然が共生する循環型の生活の場であった。横浜では特に谷戸の風景が多い。

しかし、生活様式の変化、たとえば薪を拾うような生活でなくなっているため、現代では里山との関係が希薄になり、減少の背景ともなっている。

メダカが絶滅危惧種になるように、かつては身近な存在だった生物や風景が姿を消しつつある状況。

目下、里山保全には多くのボランティアが参加して、地域のつながりにもなっている。ただ、逆に人の手が入りすぎて、露地化してしまう懸念や、活動者の高齢化の問題を抱えている。若い世代は自然の中で暮らした原体験が無いため、なかなか後に繋がっていかない。

横浜市の緑は人口1人につき4畳半程度で、空気や資源、農作物に関しても自給には至らない。身の回りの風景だけではなく、他の地域から助けてもらって、暮らしている意識も忘れてはいけないだろう。

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3人目は横浜市のみどりアップ推進部長。
「横浜みどりアップ計画」と「全国都市緑化よこはまフェア」のお話です。

横浜はモザイク状の樹林地が特徴で、身近なところに緑を感じられる街。

市街化調整区域は市全域の25%。
市西部にある河川源流域や農地等、緑の10大拠点といわれる緑地が存在する。

みどりアップ計画では、①緑の減少に歯止めをかけ、総量を増やす ②緑の質を高める ③市民と緑の関わりを増やす という目標を立て、森林や農地の保全、街路樹等の整備や各種PRの事業を行っている。財源はみどり税だけでなく、国税、市税、一般会計からも当てられている。

今回横浜での開催が33回目となる都市緑化横浜フェアではサクラ、バラ、チューリップがテーマフラワーになっている。

臨海部のみなとガーデン、郊外の里山ガーデンの2会場に約100万本の草花を展開。来場者からも高い好評を得ている。


座談会では、横浜の都市機能を考えるとさらなる市街化、緑被率の低下に歯止めをかけるのは難かしいため、残る緑の質をいかに高めていくかが重要になってくること。

緑化に関しても、外来のキレイな草花と土着の動植物を比べると、前者は対外アピールも強いが、後者はどうしても地味。今後横浜の緑のあり方について、どういう方向性を示すべきかということ。

また、質疑では、従来の里山を保全するのではなく、より維持の容易な原生林にしていく方が良いのではないかという問いについて、どの時代の林に戻すべきなのか、鬱蒼と荒れた環境に周囲の人々は耐えられるか、またかつての原風景や里山生活の文化を途切れさせて良いのだろうかという回答がありました。

「イップ・マン 継承」を観たよ

Huluのオンライン試写で、楽しみにしていたド兄映画を観ましたよ!
ネットの試写会って初めてだな!

操作は通常の動画鑑賞とほぼ一緒。
当選者にメールで動画アドレスが送られてきて、指定された4時間の中で試写をスタートする必要があります。なお、期限を過ぎて以降は、視聴中断すると戻れなくなるみたいよ。

ちょうど、夕飯時だったし!
せめて半日くらいは時間に猶予があっても良かったかな。でも、画面の半分で艦これやりながら、気になったことは検索しながら、楽な体勢でダラダラ観られるし、そのままの流れで関連作も観られるしで、なかなか快適な試写でした。

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映画は詠春拳の達人イップ・マンを主人公にしたシリーズ3作目。奥さんとかデブ刑事とか、前作から継続出演しているキャラもいます。

実在の人物といっても物語は基本的に創作で、ほんとは奥さん連れてきてないじゃん的な史実との相違だったり、故郷にいられない原因は共産党じゃんか!的なツッコミどころもありますよね。

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今作は、香港で武館を開き、家族とともに平和に暮らすド兄に、小学校の地上げを目論むヤクザが襲いかかる!そして、ギラついた若手の台頭!奥さんも大変!という流れ。

オープンニングの枯れ味漂わす木人稽古シーンよ!そっから、武館を訪れる生意気な青年、怪鳥音を放ち、妙にしゃくれた謎の青年!を軽々いなし、悪くはないね的な笑みを浮かべる冒頭だけで、もうお腹いっぱいなのであります。某ブルースには遠慮なく乗っかっていく定番を回収です。

アクションはやはり最高で、チンピラたちを次々伸していく様、人質救出の大立ち回り、奥さんを守りながらのEV内バトル、タイソンとの死闘、そして、という感じで、それぞれ、アイデアと工夫が詰まっています。ド兄もシリーズで最も師父的な円熟ぶりを魅せ、3作でちゃんと変化がついてます。

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1はどうしちゃったのってくらい唐突に日本鬼子憎し!な話になりますし、2は西欧のクソ野郎を叩きのめす!な展開で、いずれも中国人としての意地みたいなものが根底に描かれます。

3は層の手の短絡的な話でなく、もうちょっと内省的になっているのかな。テーマは家族で、映画としてもしっとりと丁寧に描かれている印象です。アクション以外のド兄の演技も地に足がついてたな。奥さんとのラブラブダンスシーンとかも見どころ。

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タイソンがラスボスかと思ってたら違ったの!

ちなみに前作のボスも白人ボクサーでしたが、やっぱ存在感が違うな。
ステップは若干重げですが、それでも、元ヘビー級世界チャンプの迫力や怖さみたいなのは遺憾なく発揮されておりました。詠春拳のパパパパパンチが全く効いてる感じしないもんね!

まぁ、アクション指導でもあるサモハンが、ロッキー3で言うところのアポロ的な位置でおいしいとこをごっそり持っていく2も大好きですけどね!

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若手枠だと1、2のルイス・ファンも骨太でかっこよかったですが、今回のマックス・チャンもすっごく良かったですね。

考えてみれば、ド兄も53歳だし、以降の香港武術スターは誰なんだと言われると、心もとなくもあります。レジェンドクラスだと、単なる演者にとどまらず、自分でアクションを組み立てて切り開いていかねばならないとこが特殊事情です。若い世代に上手くつながってほしいなと思います。

カンフー映画も、京劇スタント時代、その後のワイヤーピュンピュン時代とは違い、地に足の着いた感じになってきていますな。昔のジャッキー映画で観る師父はすぐキレるし、尊大頑迷だったり、アル中だったりで、やたら器が小さいよね。中国の師弟関係は大丈夫なのかと、心配しちゃうのですが、今回のド兄師父は懐も深く、やる時はやる感じでかっこよかったわ。

最後に、題名に”継承”ってついてるけど、何が継承なのかさっぱり分かんなかったわ!売れたし、もう1作いけるよってことかな!

「横浜学 ~横浜とアメリカ~」の感想

関東学院大学と横浜ウォーカーのコラボ講座「横浜学」

第23回目のテーマは”横浜とアメリカ”

なんか、Tボーンステーキのように壮大なテーマだなと思っていたのですが、実際は本牧界隈のお話で、チョリソーくらいのサイズでしたね。

ジャズファンなのか?今回の会場はすごく盛況でしたよ。

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一人目の講師は関学の欧米文化論と音楽評論の先生。
お話は1960年代の音楽とゴールデンカップスについてです。

大衆音楽の歴史は20世紀初頭にアメリカから始まる。
エジソンの発明したレコードの普及をきっかけに、レコード会社が設立され、ラジオ等の放送を介して大衆に伝播していくような、今日の音楽産業のプロトタイプが形成された。なお、日本におけるレコードの歴史は昭和3年から。

かつての横浜には”フェンス越しのアメリカ”と呼ばれた進駐軍の施設があり、軍全体の1/4にあたる大人数が駐留していた。彼らが夜の街を通して本場の音楽を直に伝えた。

美空ひばりや江利チエミなどは米軍向けラジオを通じて洋楽に触れ、PXは最新レコードや雑誌の調達場所になっていた。また、逗子や鎌倉はオフリミット地区として、米軍の保養所となり、後にサーフィンなどの文化を残した。

音楽の背景として横浜はビートルズを産んだリバプールと同じ港町であったことが挙げられる。かつての奴隷貿易と同様に、進駐軍を通して黒人文化に触れた街であったことが土壌となっている。

グループサウンズの源流もアメリカといえる。
まず進駐軍がもたらしたジャズが流行り、カバーポップスやエレキを経て、GSにつながっていく。GSはロックのリズム、歌謡曲のメロディ、そして来日したビートルズに影響されたアイドル性を擁するものだった。

本牧のバーから生まれたゴールデンカップスはGSのグループであったが、ライブなどでは「長い髪の少女」のような商業的なヒット曲を歌わず、本場の最先端のロックやR&Bを演奏した。「長い髪の少女」のB面「ジズ・バッド・ガール」などを聞けば分かるが、バンドの本質はそっちにあった。

先生曰く、歳を重ねると、当時馬鹿にしていたGSがすごく染みてくる。様々な音楽経験を経て、やっと分かるものがあるとのこと。それは絶対ノスタルジーだと思います!老人が童謡に回帰する感じの!

また、途中で当時を振り返るドキュメンタリーの一部を観たのですが、ちょうどベトナム戦時下だったこともあって、本牧界隈のナイトシーンは我々が想像するよりもずっとビリビリしたもんだったようですよ。”怖い”とか”荒々しい”とか”異様”というような単語が出ていたもんな。また、60年代の横浜は東京よりも遥かにオシャレで、流行の最先端として強烈なイメージを残したのだそうな。

つっても、今は不良ジジィくらいしか残ってないけどね!

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二人目の講師は東京音大の教授。
プログレロックのキーボードプレイヤーでもあるようです。
お話は日本のジャズシーンについて。

大正時代、米国と日本を行き来する多くの客船に専属の楽団が置かれ、彼らが現地の音楽を持って帰った。これがジャズの黎明。

当時のジャズはアドリブなしのダンスミュージック的なものであった。大正10年には花月園ダンスホールで座付きのハタノ・オーケストラによる演奏が始まる。本牧や山手あたりには”チョップハウス”が語源とされる”チャブ屋”が点在。表向きはダンスホールとして、実体は娼館として営業していた。

大正14年には伊勢佐木町の喜楽座(日活のあった場所)にて、米国巡業を成功させた奇術師の松旭斎天勝が現地のジャズ奏者を引き連れ凱旋公演。音楽と演芸、寸劇を組み合わせたこの公演スタイルは、後のボーイズ芸やコミックバンドの源流となったのではないか。

昭和になるとスイングジャズが流行して、昭和8年の「ちぐさ」などのジャズ喫茶がオープン。

戦中は敵性音楽とされ鳴りを潜めたジャズであったが、戦後はOCやEMなど米軍施設の娯楽として、日本の軍楽隊のOB等が派遣され演奏した。また、本国から兵士慰問用に送られたVディスクを通じて、日本の奏者やファンにも流行が伝わっていく。クランベ―ク(焼はまぐり→横浜)やCB9等、日本人の本格ジャズバンドも生まれ、黒人クラブなどの厳しい聴衆を相手に人気を博した。

朝鮮戦争を経て、主に米兵向けだったジャズは、日本人向けにもシフトしていく。その後、ロカビリー、ポップス、カントリーなどの流行を経て、GSにつながっていく。

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三人目の講師はDJのロバート・ハリスさん。
若い頃、界隈でやんちゃしたお話でした。

日英ハーフで12歳から21歳まで横浜で暮らす。
通っていたセント・ジョセフは宗教色の強い変な学校だった。

様々な国籍の生徒が学ぶインターナショナルスクールを基本として、遊び歩いていた当時の伊勢佐木町などに溢れる日本の大衆文化が交じるカオス、ちゃんぽんの環境のおかげで、その後の世界放浪を何の違和感もなく過ごせた。

当時、中華街はお店の半分はGI相手のバーで、今とは様相が違っていた。

その他、いろいろ個人的な逸話があったんだけど、書き起こしづらいかな。詳しくは自伝を読んでねって感じ。先段の本牧ドキュメンタリーに出てくるような遊び人はだいたいリア友ですってノリで、おそらく、世代を共有する人にはたまらん昔話だったのではないかな。

なお、次回は「横浜とみどり」だそうです。

「We Are X」を観てきたよ

「X JAPAN」の映画を観てきました。

世の中にはいるんですね、よりによって24時から始まるレイトショーを観る人が!それも特にファンでもないバンドのドキュメンタリーを観ちゃうような、おかしな人が!そんでもって、終電無いから、クソ寒い夜中にトボトボ歩いて帰る情けなさ!

でも、漫画を読んだことも無いのに劇場版「X -エックス-」を観に行って、ホントわけわかんなくて、ただエンディングの「Forever Love」だけが良かった世代としては、一般教養としておさらいしておかなきゃ!359542_004.jpg
映画は2014年にマディソン・スクエア・ガーデンで行われたコンサートの準備風景を軸に、そこへ至るまでの平坦ではない軌跡が描かれています。

かつて、言語の壁を打ち破れずに挫折した海外進出。それを再び成し遂げるみたいなことも語っていましたが、映画は海外市場へのプロモーションを背負っているのかな。

特に日本のファンが新しく知るようなネタは描かれてなさそうなので、入門編にはwikでも読んでた方が余程良さそうです。

映画に挟み込まれる当時の報道やらの素材映像はYoshikiが個人で撮りためていたものらしく、懐かしさはありますが、正直、スクリーンに引き伸ばして耐えうるクオリティではありません。せいぜいDVDで観るくらいがちょうど良いのかもしれんよ。

むしろ、ライブ自体を振り返り上演してくれた方が、うれしかった気がするな!
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メンバーそれぞれが傷や痛みを背負う様。
周囲に死の香りを漂わせた悲劇のバンドと、その再生というテーマで描かれます。まぁ、一番分かりやすい部分に食いついた感じかな。

欧米のバンドなら、ここに宗教がからんでくるので、しっくり梱包もできるんだろうけど、果たして、このキャラ、この切り口で本当に理解、拡販がなされるのか。本来はもっと多彩な魅力もあるバンドなので、もったいない気もしますね。

また、その路線だと、平日の野毛で飲んでそうなPataさんがまったく馴染んでいかないので、映画でもほとんど出番がありませんよ!Pataさん、大好き!

なお、Heathさんはどこに出ていたのかも思い出せません。
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ドキュメント作品としては、勘所に踏み込んでないし、実像に迫ってないし、ネタの面白さや重さに対して、ちょっと薄っぺらい気がします。監督が対象へ強い関心を抱いて撮ったわけではないんだなぁということが分かります。

ただ、Toshiさんが、洗脳カルトに違和感を抱き始めたきっかけや、Yoshikiとの食事で他愛もない昔話をしたことが、自分を取り戻せる大きな契機となったことが、ちょこっと語られていたとこは、なるほどと思いました。

インタビューに関しては、何故か出てくるスタン・リー御大の他、受け答えがやたら達者な海外勢に対し、日本人のつまらなさよ!

唯一、面白かったのは、初対面のYoshikiの放つ殺気に彼の白いシャツへ血が滴たりおちているかのような幻覚を見たんだ!確かに見た!と語るソニーミュージックの担当者な。彼はファンを大切にしたhideさんの逸話を、泣いちゃうから語れないと言うのです。

そこは語れよ!インタビューなんだから!
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なんだかんだいってYoshikiさんはスゲーカリスマだなと思った。

LA在住。スポーツカーでさっそうと現れ、去っていく、その姿。
よく分からんけど、心身を削りながら打ち込んでいるような感じ。演奏後に倒れ、舞台を這うお約束!

でも、米国の医者からは言うほど深刻に扱われず、お前の演奏法は無駄が多いんだと説教食らっちゃうとことか!コートの片袖が妙に上がっていてサポーターがバッチリアピールできてるとことか。弱い弱い言われつつ、結構、達者にやってるとことか。

Toshiと昔話をする際のあまりにフツーな林佳樹の表情も新鮮だったけど、繊細で破滅的なXのYoshikiを意識的に演じているわけではなく、場に応じてナチュラルに切り替わってる感じなんだよ。やっぱ、アーティストなり、パフォーマーとしての天性があるんだろうなと感じます。

あと、楽曲やパフォーマンスは最高です!!
復帰後のToshiは歌が良くなっているし、色々落ち着いてバンドの仕上がりの状態はむしろ良くなってるんじゃないかとすら思ったわ。ファンじゃないけど、CDは欲しくちゃったもん。
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↑この柄の入場特典缶バッチが欲しかったのに、ハズレたよ!

「ラ・ラ・ランド」を観てきたよ

ゴールデングローブ賞では史上最高の7部門を受賞!

アカデミー賞も13部門でノミネートされ、受賞も確実と煽られた挙句、最後の最後で「やっぱ間違い。すんまそん」というドタバタ悲喜劇まで提供してくれた春一番の話題作であります。


私だったら、一ヶ月は石のような顔のまま、涙も声も出ないとこだよ!


そして担当者を一人ずつ消していくことに、以後の一生を捧げることを決意するよ!ラッセル・クロウばりに素手で殺してやるからね!


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なにやら樹木希林のような題名ですが、な、な、なんと、"La-La-Land"はすなわちハリウッドを擁する聖地ロスアンジェルスのことなのであります。


数多のドリーマー人が集い、その才能と狂気によって、エンタメの新たな境地を切り開く一方で、むなしく夢破れて去っていく人も多い、クソほど家賃が高い街。


そんなLAを舞台に、ジャズのための店を持ちたいピアニストと女優になりたいウェイトレスが、出会って、くっついて、いろいろままならなくて、夢は?二人の関係はどうなるの?っつーお話ですよ。


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古き良きミュージカル映画、名作キネマ、ジャズなどへの賛歌、オマージュ満載な作りになっています。全く知らなくても楽しめますが、知っていればもっと楽しめることでしょう。私なぞはごく一部しか分かりませんが、アカデミーの方々や映画好きの方にはたまらないんだろうなぁと思います。


かつての素晴らしき文化が、ただ老人の慰みとなり、廃れつつある現状を憂い、なんとかしなければ、もがくような気持ちは「セッション」からの引き続き。とりあえず「ジャズは死んだ」的なセリフは私も日常的に使っていかねばならんと思ってます。カッコつけに。


ミュージカル映画ということなのですが、構成は偏っており、歌やダンスが楽しめるのは前半と終盤のちょこっとだけなのよ。だから、そこからつまんだCMから映画をイメージすると、ちょっと違和感あるかもね。


哀愁のカサブランカを漂わせたい気持ちも分かるの。でも、色々欲張らず、ミュージカルに徹してくれていた方が楽しかったかもな。特に宝塚歌劇に毒された私としては、フィナーレを短いifの中に閉じ込めるのではなく、物語をほろ苦く締めた上で、デュエットダンスからのパレード、総踊りで締めてほしかったです。


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よくよく観てみると、歌やダンスがいまいちという評もありますが、十分良かったですよ。それに加えて、ライアン・ゴズリングはあのピアノを3ヶ月で身につけたってことで、ホントすごいっす。


音楽は間違いなく、すばらしいので、サントラは買い一択です!


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前半衣装の鮮やかな色彩も良かったです。


エマ・ストーンは顔のパーツがデカいので、演技が分かりやすいよね。とても魅力的に演じていましたが、とりあえず女優、そして女という生き物は信じちゃいけないと思いました(非モテ目線)


野菜はコンビニで買え!

かつては散歩が趣味だった私。
あてもなく街をほっつき歩いては、見知らぬ風景に出会うのが楽しみでした。

しかし、年齢のレベルアップに伴って、体重↑体力↓というパラメータ変化が生じた結果、余暇の行動が著しく鈍化してきた昨今では、家でダラダラ過ごす誘惑に勝てなくなってきましたね。

出かけるにしても、風景とか、文化的に気取ったあれこれは、もうどうでもいいの。
現地でおいしいものを食べたり、何か名物を買って帰る。成果無き外出なぞありえないという即物的な考えに堕ちてきています。

とにかく、お土産は超大事!
手ぶらで帰るなんて耐えられない!
そんなわけで、なんでも入る大きなカバンを背負って出かけています。

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お菓子やパン、水産物、そして地場野菜購入も魅力的な目的です。
野菜では鎌倉のレンバイ等も有名ですが、横浜市内でもJAの直売所がいくつかありますよね。

でも、ぶっちゃけ、遠くに行く必要なんてありません。

石川町裏のリセンヌ小路にあるファミマ。
鈴木石川町店をご存知でしょうか?

コンビニチェーンによっては、オーナーの裁量で、前身ゆかりの商品やご当地物品を販売できるところもあるようですが、こちらのお店では、藤沢あたりの地場野菜をせっせと運んできては、店頭販売をしているのです。

コンビニ経営なんて家族総出で働きまくって大変なのに、わざわざ枠外の仕入れに走り回るなんて、酔狂なと思うよね!

でも、けっこう力が入っていて、良いお野菜が入ってくるのですよ。
おそらく、うちのママチャリ圏内では一番の野菜スポットなのであります。

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この他に店内にも常設のコーナーがあって、色々販売されていますよ。

家族が気に入ってよく買いに寄るので、今では我が家のビタミン類の大部分を、こちらの野菜が担っております。

皆さんにもご紹介しようしようと思いつつ、ずっーーと書きそびれていましたが、やっと野菜が列んでいる写真が撮れたので、こうして日の目を見た次第なのです。

あくまで副業なので、仕入れのタイミングによっては品薄の時もありますが、地元の皆様にもしっかり支持されている様子で、努力は報われているなと感じます。

ちょうどチャーミングセールでもありますが、元町ショッピングの帰りに、駅の向こう側へも、ちょっと足を伸ばしてみてはいかがでしょうか?

「横浜学 ~横浜と自動車~」の感想

関東学院大学と横浜ウォーカーのコラボ講座「横浜学」

第22回目のテーマは”横浜と自動車”

ご当地ゆかりの日産を軸に明治、大正、昭和、平成と各時代の自動車産業の流れが伺える内容で、講師間の連携も取れていたし、なかなか良い講義でありました。

会場には日産OBや社員さんのサクラも多く居たようで、質疑応答では講師の代わりに壇上へ引っ張り出されることもあったりして。それはそれで面白かったですが、横浜ウォーカーのブランド力をもってしても、一般参加者で満員御礼とならないのはさみしいところだよね。

横浜学に今更参加するのもなぁというお気持ちもあるでしょうが、なんといってもタダだしさ!最近は特に良い講座が多いので、募集を見かけたら、ぜひ応募されるといいと思うよ。

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1人目の講師は関学経済学部の教授。自動車経営史が専門の方です。

お話は外資が支配した戦前の日本自動車産業について。

日本における自動車の事始めは明治時代。居留地で貿易を行う商館が、機械輸入の傍らに行ったもので、これは決して大きな取引ではなかった。横浜には米国ロコモビル社の代理店も置かれたが、売れたのは3年間で10台ほどブルウル兄弟商会の自動車販売代理店を立ち上げた松井民治郎は「自動車倶楽部」を設立して、運転する楽しみを伝えようと試みたが、そもそも乗れる車が少なすぎて多くの人を集めることはできなかった。

同時期に大阪で行われた内国勧業博覧会でも各種自動車の展示があり、商社への問い合わせも殺到したが、人力車業界の反発やタイヤ等のメンテナンスができない問題も残り、各地で起こった乗合バスの計画も含め、商売としては上手くいかなかった。

大正時代になると、国内の商社も徐々に自動車を扱うようになる。大倉組から日本自動車、三井物産から梁瀬自動車が派生し、約40社が輸入販売に関わった。

関東大震災により鉄道の軌道が大きく被災した関係で、復興のためにフォード車1000台の輸入が行われた。この際、フォード本社からも調査員が訪れ、日本市場の有望性を探った結果、1925年、日本フォードが設立。横浜を拠点に初めての自動車国内量産が始まった。その後、GMも大阪に拠点を設ける。

生産は本国から持ってきた部品を組み立てるノックダウン式。多い時で年17000台の生産。教師の月給が10円だった時代、一台1000円する高級品であった。

フォードは生産だけでなく、十分な商品在庫を持ち、修理工場も併設したフランチャイズディーラーの設置も行う。割賦販売や自動車に欠かせないアフターサービスも普及させ、今日の自動車販売の礎を築いた。

昭和になると国内企業による自動車生産も始まる。自動車製造から日産、豊田自動織機からトヨタ自動車が生まれ、3000cc~4000ccの大衆車をターゲットに生産を行った。
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2人目は法政の名誉教授。
やはり経営史の先生で、日産自動車の歴史についてのお話でした。

日産創業者の鮎川(あいかわ)義介は、明治13年、山口県の中級武士の子に生まれ、家は没落したが、大叔父の井上馨を頼り上京。

大学で工学を修めるも、一般の職工として芝浦製作所へ就職。その後、本場である米国のグルドカプラー社でやはり職工として働き、鋳物技術を得る。当時のエリートとしては異色の働き方であったが、井上宅での書生の経験から、政財界のお歴々に嫌気があったらしく、やがては自らの手で起業を見据えていたようだ。

米国から持ち帰った可鍛鋳鉄の技術をもとに1910年、北九州で戸畑鋳物(後の日立金属)を設立。先端技術を扱うものの、経営はなかなか上手く行かず、8期連続の赤字経営を行い、9期目にして第一次大戦の特需で持ち直すような具合であった。

その後、順調な経営が続き、義弟の設立した久原財閥が、大戦後の不景気で傾いた際、その再建を引き受け、日本産業(日産)に改組。株式公開など、当時としてはユニークな経営戦略で、コンツェルンを急成長させる。満州の開発も行い、やがて三井、三菱に次ぐ第三位の規模になるが、戦後はGHQに睨まれ、解体されることになる。

自動車に関しては、米国時代にデトロイトで見た自動車産業に着目して、車体製造を企図するも、銀行に反対され、まずは部品製造から始めることに。その後、ダット自動車等を自社のものとして、ダットの息子の意であるダットサンを販売し、大ヒットする。

軍部の反対もあって実現しなかったが、GMやフォードとの連携を模索したり、米グラハムペイジの買収等で、外部のどんどん技術を吸収して、日本で初めてのベルトコンベア生産を導入するなどした。

一族に受け継がれているトヨタに対し、日産は巨大コンツェルンの傘下企業。技術に関しても自主開発主義のトヨタと比べ、日産は外部技術導入主義といえる。かつては販売のトヨタ、技術の日産などと言われたが、企業の成り立ちや文化を反映しているとも言える。

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3人目は自動車産業史の研究家という肩書で元日産社員の方でした。

内容はとにもかくにも詰め込みすぎで、なんともお伝えしにくいのですが、自己紹介と日産の広告、思い出と自動車会社の経営についての諸々。

資料には会社や市場の発展により、企業課題もより高次のものへ移り変わっていくよってことと、第二次大戦以降、自動車産業が残した成果と課題についてまとまっています。

戦後、作るそばから売れた時代が終わり、曲がり角を迎えた際の901運動とか、EVや自動運転など、先端技術への投資額が10年で2割も増えている話とか、現在、販売総数の4割が新興国向きで、海外生産へのシフトがさらに進むだろうとか。世界中のサプライヤーや提携企業との連携がさらに求められるとか。

座談会では、日本では就業人口の1割が自動車に関わっているのに、まともな博物館もないし、色々もったいない。軽や軽トラのような独自文化はあるものの、一方で日本には自動車文化が根付かなかったのではないかという話にハッとしたな。

自動運転に関しては2020年くらいには一般道路でも実現できるようになるとのこと。追浜工場の部品在庫は4時間分しか持って無いという話もすげーよね。

「ドクター・ストレンジ」を観てきたよ

貧乏性の私は映画を観る前に金券屋に寄ることが多いのですが、いざ劇場についてみたら、割引日だったり、そもそも次回がレイトショーだったりで、無駄にしてしまうこともあります。

観たい作品は何も無いんだけど、鑑賞券期限が迫っている中で、どの映画を選ぶべきか。

とりあえず歯医者にはなっておくけど、歌もやりたいなと悩むGReeeeN達をドラマチックに描いた「キセキ-あの日のソビト」なのか。私も同様の軽さで悩みましたが、今回は手堅く選んでみました。

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不注意事故で両手が動かなくなった天才外科医が、救いを求めてカトマンズに詣でたら、あらビックリ、魔術師になっちゃったお話です。欧米の創作者は中央アジアに夢見すぎなんだよな!

マーベル映画の基本として、人生の転落からヒーローとして立ち上がり、スタンリーのカメオ出演を横目に、実力を蓄えつつ、キチガイ相手の初戦をかろうじて制した後、次の戦いに身構えるラストで、何の間違いようもありません。

でも、イマイチでしたね。

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見どころは2つあって、まずはなんといっても、主演のイタチ顔。お風呂の中でした屁のような響きで知られるベネディクト・カンバーバッチ氏の魅力です。大傑作の「SHERLOCK」で、私も大ファンになりましたが、今作では壮年の凛々しさみたいな表情も垣間見えて、新鮮でかっこよかったです。

主人公は有能で勤勉だけど高慢なキャラということで、アイアン社長と丸かぶります。ただ、愛嬌という部分で劣りますし、人物描写が中途半端で、いまいち腰が座りません。役者の存在感でもって、なんとか支えてる感じです。

もう1つのポイントはめくるめく魔法シーンであるわけですが、最大のスペクタクルシーンに浮かぶのが驚きよりも、某インセプションでみたなぁという感慨だもんなぁ。そもそも世界をグルグルさせて、相手の足場が悪くなるだけって、どうなのよって思うの!多次元世界や強大なボスもLSDちっくで、洋楽ジャケばりにダサいしな。特に独創性が求められる作品でもないはずなんだけど、とにかくセンスを感じません。

お話もなぁ、単純な割にうまく整理誘導されてない感じで、順を追って積み重なっていきません。お師さんの呪縛や背景みたいなもんがよく分からんし、自己中のドクターがヒーローとして自覚を得ていく部分もはっきりしないです。一見、トンチをきかせた風なボスとの決着もアホらしくて呆れるし。敵役のレクター博士もそりゃ無念だろうな。

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エンドロールの中間にアベンジャーズ的なからみの予告と、最後に続編の予感を匂わせますが、次の相手がどうでもいいようなサブキャラなので、まったく盛り上がりませんね。

やはり「キセキ-あの日のソビト」を観るべきだったのかも。

そしてGReeeeNと東映に大声で叫びたい。「知るか!!!」と。
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